2014/05/20

【エクアドル:フニン村警察部隊進入続報&署名、寄付のお願い】

以下 ナマケモノ倶楽部 和田さんの情報転載です。最新情報はこちらとのことです。

https://www.facebook.com/groups/1439674942946431/

【エクアドル:フニン村警察部隊進入続報&署名、寄付のお願い】

みなさんへ

こんにちは。ナマケモノ倶楽部エクアドルスタッフのワダアヤです。

エクアドルの状況の続報です。

2月にあった選挙で、コタカチ郡知事に、新しくできたVivir Bienという政治団体から 出馬した候補者が、政府与党の現行知事を破って、勝ちました。

前にも書きましたが、Vivir Bienは「よく生きる」という意味のスペイン語です。

受け身ではなく、自ずからよく生きることを表しています。

この新しい知事さん、ジョマール・セヴァージョスさんは、元々長年コタカチ郡は取り組んできた参加型民主主義を具現化した「民衆議会」に長年携わってきました。民衆議会では、毎年、インタグや先住民の村の代表者たちが本当に村々で必要としているものや問題をそれぞれの分野毎に共有し、

どうしたらよくなるかを話し合い、その緊急度や重要度によって、自治体の予算配分が決まる、というものです。コタカチ郡はそれが国際的に評価され、2000年に「ドバイ賞」、2002年にUNESCOから「国際都市賞」を受賞されました。

インタグの鉱山開発の問題も度々この場で取り上げられましたし、

民衆議会がない時期にも、環境分科会でインタグのサポートをしてきました。

その知事さんの着任式がおとつい(5月16日)行われました。自治体に新しい風を吹き込んでくれると思うので、めでたいのですが、今のフニンの状況に私は改めて打ちのめされました。よく日曜日(5月17日)彼の最初の仕事として、知事さん他評議委員、新しい自治体スタッフたちは、フニン村の状況の確認のためにフニン入りしました。

私の親しい友人が、スタッフの一人として、同行したのですが、帰ってきた彼の話を聞いて、政府や鉱山開発公社に新たな憤りを感じました。5月8日からインタグの鉱山開発対象地、フニン村に鉱山開発公社ENAMIが警察部隊200名〜に伴われ、強行進入(政府の談では平和的進入)をしました。あれから10日ほど経ちます。

今のフニン村にも、村人よりも警察が多く、フニン村の至るところに警察車両があり(鉱物が埋蔵していると見られる場所へ通じる三叉路には特にたくさんいるそう)、そこら中に警察が、制服でその辺で座り込んでおしゃべりしていたり、村の中心地ではバレーボールをしたり「たむろ」しています。

(写真などは入手し次第、FBにアップしていきます。ぜひ、

https://www.facebook.com/groups/1439674942946431/

を随時チェックしてください!)

その威圧的な存在に、村人たちの生活は完全に破壊されています。誰も外へ出ようとせず(曰く、あれでは怖くて外を歩けない)、朝、牛のミルクをしぼって、牛を放牧させる以外には生産活動がまったくできない状態であるそうです。逮捕されてしまったフニンのハビエル・ラミーレスさん宅には、なんとカメラが設置されているそうです。

完全な個人のプライバシーの侵害です。インタグに入るバスは、途中で警察に止められ、 乗客全員の身分証明書をチェックした上で、最終的には通過させずに出発地のオタバロに戻すということが続いています。また、インタグは類いまれなる自然を強みに、エコツーリズムに力を入れているのですが、観光客がインタグに入ろうとしても、これまた却下。その他個人個人の必要なことをするためだけなのに、いちいちチェックされ、時間を取られ、それでも入れればラッキー、最悪通れず、Uターンするしかないという状態です。

インタグでは人々の通常の生活がこんなふうになってしまっているのです。

今、インタグでは鉱山開発賛成、反対に限らず、警察の横暴、政府の所行に人々は怒り心頭です。ただ、怒ってはいても、どうすることもできない、本当に袋小路です。今、その人々の怒りをまとめてうまい具合につなげて、大きな流れに、というのが理想ですが、仮にインタグのために死んでもいいという人たち600人くらい 集めて、警察を追い出そうとしても、訓練を受け、防弾チョッキに防護服に身を固めた 警察隊に向かっていてもどうにもならない。ヘタしたら市民側に死傷者が出る可能性だって あります。所詮政府の手先なので、政府からの命令がなければ、結局血を流さずには(あるいは流しても)追い出せない。その政府ですが、土曜日の定例演説会で、コレア大統領は、「インタグでは問題はない、平和的な進入であり、安全のために警察車両が数台入っただけだ」と発言しています。心底びっくりして、悔しくて、涙が出そうな思いすらします。

この「警察を追い出す」というそれだけのこと(本当は鉱山開発中止が目的)をするために、やはり力ではなく、法的に物事を進めていくしかありません。

知事さんが反鉱山開発を訴えているからそれはそれで望みがあるのですが、うまくやらないと、予算がコタカチ郡におりないという事態にもなりえます。国内外から政府にプレッシャーをかけて、政府を動かさないといけません。エクアドル国内でできるのは、あらゆる法的手段を講じ、最終的には国際法廷の場へ持ち込み(いきなり国際裁判には持ち込めないので)、そこでエクアドル政府への命令が出れば、というのが理想的ですが、そこまではなかなかたどり着けません。

日本からできることは、やはり国際世論を高めていくこと。今、ナマケモノ倶楽部で、4月に不当逮捕されたハビエル・ラミーレスさんの釈放と強行進入した警察の撤退、最終的には鉱山開発の中止を求める署名を集めています。

一旦、大使館に提出していますが、引き続き個人のみなさんのご協力もお願いしています。

http://chn.ge/1mHUygL

またお金のことばかりみなさんにお願いするのは心苦しいのですが、引き続き寄付もお願いしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

ワダアヤ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/05/16

エクアドルインタグ地方・フニン村の鉱山開発に絡み起きている二つの事柄について断固抗議し、即時解決を要請致します。

2014年5月11日

エクアドル共和国

ラファエル・コレア大統領 様

 今現在、エクアドルインタグ地方・フニン村の鉱山開発に絡み起きている二つの事柄について断固抗議し、即時解決を要請致します。

1.2014年4月10日に起きた、フニン村村長ハビエル・ラミレス氏への不当逮捕並びに拘留が続いていること

2.2014年5月8日に起きた、鉱山開発公社ENAMI-CODELCO及び警官隊による強行進入

 私たちが暮らす日本では1945年に終結した戦争以後、経済的豊かさを求め高度経済成長を成し遂げてきました。しかしその過程で、経済効率を優先するあまり、生態系や多くの命を失ってきました。水俣の海の水銀汚染や2011年に起きた福島での原発事故など、歴史上深く記録される、取り返しのつかない環境汚染を引き起こした結果、多くの人々が今もなお健康被害や、住み慣れた故郷に暮らすことができずに苦しんでいます。

 そんな日本の私たちにとり、フニン村を中心とするインタグ地方の人々の地下資源による経済発展に頼らず自然と共生する選択は、尊敬に値する生き方です。持続可能な発展モデルであるインタグの人々と、ナマケモノ倶楽部及び「団体名・個人名」は、1999年の発足当初よりエコツーリズム、フェアトレードを通じて友人関係を続けてきました。彼らは世界有数の雲霧林と共に生きていくことを強く望んでいます。

また、世界に先駆けて「自然の権利」を約束する平和的で素晴らしい憲法がエクアドルにはあることを知り、エクアドル政府が命を尊重する選択を国として率先していることに敬意を表してきました。

 しかしながら、今起きている不当逮捕、強行進入は平和的とはかけ離れ、穏やかに暮らしたいと願う住民の人権を著しく侵害し、理不尽な恐怖を与え続けています。また、鉱山開発そのものが自然を破壊する行為であり、森に暮らす生物のみならず住民の命をも脅かすものに他なりません。

 私たちは上記2点について抗議し、ハビエル・ラミレス氏の即時釈放、フニン村に逗留中の鉱山開発公社ENAMI-CODELCO及び警官隊の、即時撤退を強く要請致します。

http://www.sloth.gr.jp/movements/ecuador_javier/

賛同諸団体はPDFに掲載

<a href="http://cade.cocolog-nifty.com/file/intagSOS.pdf">ダウンロード intagSOS.pdf (343.1K)</a>

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/05/09

<緊急支援のお願い> 南米エクアドル・インタグの森を巡って今、起きていること

転載情報ですが、是非対応にご協力ください。

青西

以下 一井さんよりの転載情報

<拡散期待!>

エクアドル・インタグ鉱山開発問題の現状

現在、エクアドル・インタグ地方において、鉱山開発(銅・モリブデン)が強引に推し進められようとしています。この土地では90年代に日本政府JICAに委託をうけた三菱マテリアルが試掘による河川の汚染を引き起こし、2004年~はカナダのアセンダント社の暴力的な参入など度重なる開発危機を、現地環境保全団体DECOIN(インタグの生態系の防御と保全)http://www.decoin.org/ を中心とした必死の抵抗運動により、これまでなんとか乗り越えてきました。

しかし現在では、エクアドル鉱山開発公社ENAMIとチリ銅開発公社CODELCO(世界最大級の銅の企業)が2011年に探鉱協定の継続を正式合意し、今年9月にこの地の開発工事着工が報じられています。

ラファエル・コレア政権は開発主義を強め、国内の「大規模鉱山プロジジェクト」の一環として、合併したチリの大国営企業と共に、住民の反対をよそに鉱山開発を強行しようとしています。

鉱山開発プロジャクトによる地元への環境的・社会的影響は大きく、大規模な森林伐採、および砂漠化、廃棄物による(基準値の100倍を超えるリード、カドミウム、クロム、銅および硝酸塩による)土壌・水質汚染、土壌流出、大気汚染など多くの環境破壊を伴います。他、健康被害・化学薬品の不備・自然災害による汚染物質流出・爆薬音による絶滅危惧種への影響・治安の悪化・コミュニティの離散など様々な問題が危惧されます。エクアドル北部・コタカチ郡インタグ地方は、アンデス山脈の裾野に位置しこの地を育む「雲霧林」という森林は世界の熱帯雨林の中でも2.5%という希少な生態系であり、さらに地球上に存在する25か所の環境ホットスポットの2つを有する世界でも類まれなる生物多様性の土地です。

この地方はチョコ・マナビ生命地域(コロンビアからエクアドルにかけての保全地域「緑の回廊」)に属し、国が制定するコタカチ・カバヤス生態系保護区にも隣接しています。このような貴重な土地であるにもかかわらず、現地では開発予定地周辺に水力発電所の建設が進むなど、鉱山開発へ向けての準備が着実に進めらようとしています。

2014.4.10には、開発鉱区内に位置し多大な影響を受けるフニン村の村長ハビエル・ラミレス氏が反逆罪として逮捕され、90日間の拘留が決定しています。住民と採掘企業によるこぜりあいによる反抗的な行為という罪状のようですが、この日彼は現場にいなかったという証言もあり、この逮捕には非常に不明な点も多く、同様に反鉱山開発運動のリーダー格であるポリビオ・ペレス氏(釈放済み)も罪状なしに同日逮捕され、これらの逮捕が開発と無関係とは考えにくい状況です。

● <緊急支援のお願い> 南米エクアドル・インタグの森を巡って今、起きていること↓

http://www.sloth.gr.jp/movements/ecuador_javier/

● <緊急>フニン村村長ハビエル・ラミレス氏釈放への支援要請

http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10358

2014.5.9には、約200名の警察隊やGIR(警察の特殊部隊の1つ)などに守られたENAMI-CODELCOの鉱山業者がフニン村手前で住民のバリケードを突破し強行突入を行ない、ハビエル氏の妻ら6名が一時逮捕されました。強権的な政府に住民が反対すると「反逆罪・テロリズム」などの罪に問われるのです。先日、エクアドル政府が(最初に試掘汚染を引き起こした)JICAと接触し、エクアドル鉱業への協力・開発投資などの興味を生じさせています非常に切迫した状況に対し、皆さまのご支援切によろしく申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/02/05

グアテマラ:チクソイダム建設に対する補償がやっと実現か

チクソイダム建設に対する補償がやっと実現か+米国の国際金融機関政策

 1月17日にオバマ大統領によって署名された2014年統合予算法(Consolidated Appropriations Act of 2014)に基づき、米国政府は1970年代から80年代にかけて、大規模な強制移転と殺害を引き起こしたチショイダムの被害者への補償が動き出すこととなる。

 予算法の1240ページには、「財務長官は、世界銀行と米州開発銀行の米国代表理事に対して、2010年4月の補償計画の進捗について報告を求めること」と記されている。

 内戦の中で、この二つの銀行の融資に基づいて行われたこのダム建設によって、3000人以上のマヤ-アチ民族が移転を強いられ、更にリオネグロでは440人の先住民族が虐殺された。このプロジェクに関連して5000人以上の死者が生み出されたと言われている。

 長年の被害者による運動の成果として2010年に生み出された補償計画書には、1.5億ドルにのぼる補償が含まれているというが、今後補償がどのように実現していくか、注目されるところである。

 この予算法はこれ以外にもいくつか重要な規定を含んでいる。米国政府が国際的な金融機関に単独で影響力を持ちすぎることは問題ではあるが、今後の方向性としては重要であろう。注1

※貧困な人々の初等教育やプライマリーヘルスケアの有償化につながる融資や政策には反対すること (1239)

※IMF理事に対しIMFによる重債務貧困国の保健や教育予算の維持や増加を妨げるような融資やプロジェクトに反対すること

※融資等によって引き起こされる人権侵害や強制移転などについて、監査機関の勧告に従い、補償などを行うこと。

※熱帯林・一次林における企業レベルでの伐採につながる事業に対して反対すること(1361)

※巨大ダム建設に対して融資をしないこと

これらをどのような文脈において理解すべきか、私の手には負えないが、米国との協調融資となっている事業などについては日本政府の資金の動きに対して圧力をかけるツールにもなるのではないかV

注1 http://docs.house.gov/billsthisweek/20140113/CPRT-113-HPRT-RU00-h3547-hamdt2samdt_xml.pdf

(ページは上のリンクの文書に基づく)

<参考>

ダム補償関連が先の2つ。

Guatemala's indigenous communities boosted by landmark reparations bill

http://www.theguardian.com/global-development/2014/jan/17/guatemala-chixoy-dam-reparations-bill

US Congress takes strides toward reparations for Chixoy Dam survivors

http://www.bicusa.org/us-congress-takes-strides-toward-reparations-for-chixoy-dam-survivors/

Reparations for the Maya Achi Chixoy Dam Affected

http://www.internationalrivers.org/blogs/233/reparations-for-the-maya-achi-chixoy-dam-affected

<米国の国際金融機関政策>

US Congressional legislation threatens IMF and World Bank plans

http://www.brettonwoodsproject.org/2014/01/us-congress-threatens-imf-world-bank-plans/

U.S. pushes for outside oversight of World Bank, opposes push toward ‘big hydro’

http://www.washingtonpost.com/business/economy/us-pushes-for-outside-oversight-of-world-bank-opposes-push-toward-big-hydro/2014/01/24/fb41bb7c-8516-11e3-8099-9181471f7aaf_story.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/02/01

森林破壊の進むホットスポットにボリビアも

既にご存じの方も多いのかも知れませんが・・・2013年11月にガーディアン紙のサイトに掲載されている記事(1)ですが、記事の写真自体はわかりにくいのですが、メリーランド大学の画像サイトをじっくり見ていくと、いろいろわかってくるところがあります。

http://earthenginepartners.appspot.com/science-2013-global-forest

<おすすめの使い方>

右ボックスのDataをForest loss year (transparent)にして、知りたいエリアと重ね、データ表示のボックスを表示・非表示と切り替えながら見ていくと、2000年以降の変化が見やすくなるのではないかと思います。グーグルの地図を地図と航空写真を切り替えると場所の特定と現行の土地利用の把握が楽になります。(残念ながらそれ以前の森林減少はわからないのですが)

グアテマラのペテン県やエストール周辺の様子、ボリビアのチャコやTIPNISにおける入植者の拡大(入植範囲を押さえるためのレッドラインを既に超えている)、フィリピンのイサベラ地域、モザンビークとあちこち見てください。

グアテマラの北部横断帯周辺の以前のプロジェクトエリアに大規模プランテーションができている姿などもはっきり見つけることができました。

(1)Global deforestation: 10 hot spots on Google Earth – in pictures
http://www.theguardian.com/environment/gallery/2013/nov/15/global-deforestation-10-hot-spots-on-google-earth-in-pictures

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«チャコ地域での森林減少続く