2012/04/28

5月からのイベント案内

まとめてイベント紹介
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1: 「ロサリーナ・トゥユク・ベラケラス氏」第29回庭野平和賞受賞
2:『平和構築における先住民の智慧と女性の働き』(仮)5月12日
3: マヤの祈祷師タタ・ペドロ&ナン・ファビアナさん日本へ招聘♪
4:5月12日 ヤスニ学習会
5:PARC自由学校2012  ことばの学校
 『はじめてのケチュア語―アンデス先住民族の歴史と文化を学ぶ』
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1: 「ロサリーナ・トゥユク・ベラケラス氏」第29回庭野平和賞受賞
 公益財団法人 庭野平和財団(名誉会長:庭野日鑛、理事長:庭野欽司郎)は、
第29回庭野平和賞をコナビグア(CONAVIGUA-連れあいを奪われた女性たちの会)
共同設立者で2010年までその代表をつとめ、現在は財務部門を担当している
グアテマラ共和国のロサリーナ・トゥユク・ベラスケス氏に贈ることを決定
いたしました。
 5月10日に東京にて贈呈式 http://www.npf.or.jp/
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2: 公益財団法人 庭野平和財団 京都シンポジウム2012
1. 日 時:2012年5月12日(土) 午後1時~4時
2. 会 場:「ひと・まち交流館京都」
     〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
     電話:075-354-8711
3. テーマ:『平和構築における先住民の智慧と女性の働き』(仮)

4. 内 容:第29回庭野平和賞受賞者、ロサリーナ・トゥユク・ベラスケス氏の
基調講演ならびに宗教者、識者によるパネルディスカッション
5. 主 催:公益財団法人 庭野平和財団
6. 協賛ならびに協力(予定)
(1)協 賛:財団法人 世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
        近畿宗教連盟
         京都府宗教連盟
(2)協 力:立正佼成会
7. シンポジウム
(1)基調発題:第29回庭野平和賞受賞者ロサリーナ・トゥユク・ベラスケス氏
(2)パネル・ディスカッション
  コーディネーター 山本俊正 氏(関西学院大学教授)
  パネリスト 古谷桂信 氏(フォト・ジャーナリスト)
        伊藤照子 氏(シスター、メリノール宣教会)
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3: マヤの祈祷師タタ・ペドロ&ナン・ファビアナさん日本へ招聘♪
===マヤから世界に発信していること====
人間がもっとシンプルになること。
母なる自然からもっと学び、
いつも母なる自然とつながっていること。
そうすれば、学ぶことができるし
苦しみは減るでしょう。
私達が必要としているのは、母なる大地に対して
尊重し、感謝し、返していき、学び直すこと。
恐怖の文化を終わらせ、愛と調和、幸せをもって
流れていく必要がある。
期間:2012年6月28日~7月9日
予定:6月28日(木)来日
   6月29日(金)調整日
   6月30日(土)富士山周辺で講演
   7月 1日(日)富士山周辺でマヤの聖なる儀式
   7月 2日~8日未定 
   7月 9日帰国
来日のための賛同金も集めています。詳細はこちらのサイト。
http://mayanut.exblog.jp/i6/
主催:マヤの祈祷師タタ・ペドロ夫妻日本招聘実行委員会(仮)
共催:グアテマヤ
連絡先:miho@mayanuts.jp (大田)
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4:5月12日 ヤスニ学習会
ヤスニITTイニシアティブの意義をとらえて今後を展望するには、エクアドル
政治の動向、とくに資源開発をめぐる問題点を整理し、コレア政権と先住民族
運動の関係を考察する必要があります。さまざまな新機軸を打ち出すと同時に、
コレア政権は従来型の資源開発路線を進めており、石油開発に加えて鉱山開発
にも積極的な姿勢を見せています。最近では中国企業との大規模な鉱山開発計
画に対して、アマゾンの先住民族が首都キトまでデモ行進をおこない、それを
支援する先住民族組織とコレア政権の間で緊張関係が続いています。イニシア
ティブの重要性は明らかですが、その前途はコレア政権の開発政策に大きく左
右されるため、総合的に状況を注視していくことが不可欠です。

ゲスト 新木 秀和さん(神奈川大学外国語学部准教授)
専攻はラテンアメリカ地域研究。編書に『エクアドルを知るための60章』(明
石書店)、共著に『ラテン・アメリカは警告する』(新評論)、『現代アンデ
ス諸国の政治変動』(明石書店)、『途上国石油産業の政治経済分析』(岩波
書店)などがある。

日時:5月12日(土)15:00~17:00頃
場所:カフェ・ラバンデリア(東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F)
 ※地図はこちらをクリック
 ※参加費は無料ですが、ワンドリンクのオーダーをお願いします。
 ※申し込みは不要。

主催:デ・ヤスニ/ヤスニから考える連続講座
(ヤスニITTイニシアティブ講演会実行委員会から改称)
http://yasuni.blog.so-net.ne.jp
deyasuni■mail.goo.ne.jp(■を@に変えてください)
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5:PARC自由学校2012  ことばの学校

  『はじめてのケチュア語―アンデス先住民族の歴史と文化を学ぶ』

      2012年6月~2012年12月  全13回/定員20名

      http://act.parc-jp.org/s/fs/2012-05.html

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南米アンデス地域の先住民族の言葉で、
それを話す人びとによって「ルナ・シミ(人間の言葉)」と呼ばれるケチュア語は、
いまも先住民族の暮らしの基礎であり、
ペルーやボリビアなどの国ではスペイン語とならぶ公用語にもなっています。
このクラスでは、インカ帝国時代から現在まで脈々と語り続けられてきた
ケチュア語を学ぶことを通して、先住民族の仕事、食文化、歌や儀礼が持つ
豊かな世界にふれていきます。
ケチュア語を話す人びとがどんな歴史を経験してきたのか、
そして今どんな変化に直面しているのかについても考えてみましょう。

http://act.parc-jp.org/s/fs/2012-06.html

この講座案内のPDF版はこちら
http://www.parc-jp.org/freeschool/2012/pdf/2012-05.pdf

PARC自由学校2012の講座一覧はこちら
http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html

自由学校2012の全講座パンフレットのPDF版はこちら(約25MB)
http://www.parc-jp.org/freeschool/2012/pdf/2012all.pdf

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【概要】
・2012年6月~2012年12月
・基本的に隔週金曜日 19:00~21:00
・全13回/定員20名
・参加費:38000円

【講師&コーディネーター】
■若林大我(法政大学 非常勤講師)

プロフィール:ペルー南部高地の先住民共同体をフィールドに、
アルパカをはじめとする家畜の飼育・利用と、民話や口承、儀礼などに
表れる世界観との結びつきをテーマに研究している。

【講座日程(予定)】
◆6月1日
オリエンテーション★ケチュア語の世界へようこそ
─ケチュア語の背景と話者の地理的ひろがり
■太田昌国(現代企画室/民族問題研究)

◆6月15日
★ケチュア語の基本1 発音と人称
お話:アンデス先住民族の親族の呼びかたと家族生活


◆6月29日
★ケチュア語の基本2 あいさつ・自己紹介・時間を表わすことば
お話:アンデス先住民族の1 年

◆7月13日
★ケチュア語の基本3 数詞
お話:儀礼に見る数の概念

◆7月27日
★ケチュア語の基本4 動物・植物・色を表わすことば
お話:農村部の食べもの・暮らし

◆9月1日(土)14:00~17:30
★スクリーンにあふれるケチュア語
─ボリビア映画を観て知るアンデス現代史
■太田昌国(現代企画室/民族問題研究)
◎上映作品:『第一の敵』
  (監督:ホルヘ・サンヒネス/ボリビア/ 110 分/ 1974 年)

◆9月14日
★ケチュア語の基本5 簡単な肯定文・天気を表わすことば
お話:農耕と牧畜

◆9月28日
★ケチュア語の基本6 簡単な否定文・疑問文
お話:ケチュア語の歌・ワイノの歌詞世界

◆10月12日
★人びとの喜びや悲しみが息づいている
ボリビア・フォルクローレダンスの世界
■セノビア・ママニ(フォルクローレダンサー)
http://www.zenobiamamani.com/

◆10月26日
★ケチュア語と文学

◆11月9日
★純粋ケチュア語にふれる

◆11月30日
★変わりゆく先住民族社会: 開発、移住、生業の変容

◆12月14日
★クロージング・パーティ!
 ─アンデスの料理をみんなでつくり味わおう
※材料費が別途かかります。

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2012/03/08

エクアドル:3月8日から水と生命、尊厳を求める行進

 3月8日から22日にかけて、エクアドルで、水と生命そして諸民族の尊厳を求める大規模なデモ行進が行われます。このデモ行進は、8日にエクアドル各地を出発し、首都キトーでの合流を目指しています。
 
 このデモ行進は、エクアドル各地で進められようとしている鉱山・石油開発、また自然の権利の尊重や水や土地への権利を求めて闘う活動家がテロリストであると告発されることに対して抗議の声を上げていくことを目的としています。
http://marchaporlavida.net/

 エクアドルでは先日、ペルー国境に近いコンドール山脈において銅の露天掘りを目指す「エル・ミラドール」プロジェクトがエクアドル政府と中国系企業との間で契約されており、これに反対する環境活動家が、3月5日在エクアドル中国大使館において平和的な抗議を行ったところ暴力的に排除されるという事件も起きています。
http://www.youtube.com/watch?v=_19yqsSnG9A&feature=player_embedded

 一方、エクアドル政府は先住民族組織や環境団体によって組織されている今回のデモ行進を、極右や極左に扇動されている、利用されている、政権打倒を目指すものだ、と中傷を繰り返しています。

 開発と権利のための行動センター
 青西

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2012/02/19

「協議法はTIPNISの先住民族への恐喝だ」

 フンダシオン・ティエラの代表へのインタビュー記事の部分訳 (2012/02/12)

-この「協議法」はどのような危険を意味するのですか?

 この法律は適切なものではなく、憲法が定める事前の情報に基づく、誠実なる協議を履行するものではありません。
 この法律はTIPNISの一部の中間組織(CONISUR)の要請によるもので、地域のコミュニティの意志を飛び越えたものであり、TIPNISの領域により大きな紛争を引き起こすでしょう。たとえば、コカ農民の連合体は、TIPNIS内に耕作地を広げつつあり、今回のCONISURの構成員が居住する第7区は10万ヘクタールほどの面積を有し、いまだ国立公園の中ではありますが、先住民族テリトリー(TCO)を構成してはいません。
 つまり、この法律はコカ農民のために道路建設を進めるための国家的支援であり、それは(TIPNISに)深く浸透するための道路となります。

-協議はどのように、誰と行われるべきですか?


 国家が対話し、協議プロセスを進めるべき相手は、昨年の行進に参加し、(道路建設に反対している)TIPNISの先住民族コミュニティ(地区連合Subcentral)の代表であるフェルナンド・バルガスです。
 この法は、誰と協議を行うかについて曖昧な部分があり、第7区にも(法に記されている)チマネ、モヘーニョ-トリニタリオス、ユラカレ民族が住んでいますが、多くはコカ農民組織に所属しており、誰に協議を受ける権利があるのか、というのが判然としません。そこで紛争が起きる可能性もあり、それを政府は承知していることでしょう。

-法律は憲法の枠内にあるのですか?
 2011年に法第180号として結実したTIPNISのコミュニティの意志を無視するものであり、またその組織の意向を聞かずに中間組織の要請で協議を定めるという点で違憲であり、169号条約にも違反しています。

-道路建設についてのフンダシオン・ティエラの見解は?
 
 建設に対してフンダシオンとしての見解はありません。政府に対する疑念は、先住民族の権利を尊重するための手続きの履行に関するものです。

 もう一つの深刻な問題は「Intangibilidad/触れることはできない」という用語の利用にあります。昨年10月に先住民族出身の議員によって提起された用語ですが、その後議会で削除され、そして改めて政府によって取り込まれた制約です。外部からTIPNISを守るための楯として使われたこの用語が、先住民族を抑圧する剣になっているのです。これは先住民族に対する恐喝です。「触れてはいけない」という定義のままでいくのか、そうではないのか協議にかけようと。

-どこが恐喝なのですか?

 現在、(法180号のもとで、「触れてはいけない」とされ)先住民族が自然資源を利用していくことが制約され、一方で道路建設が禁止されています。そこで政府は先住民族に対して、この「触れてはいけない」という条項を続けるのか、あるいはやめるのか、つまり、人々の自然資源の利用を認めるとに道路建設を進めようというのです。

 政府の戦略は、「触れてはいけない」という用語を利用して、道路建設を認めるように先住民族を屈服させようとしているのです。議員たちはこの点についてわかっていないようですが、これは悪意に基づく協議であり、わながかけられています。「食べたければ道路も一緒に受け入れろ」ということなのです。

 協議は「事前に」そして「誠実に」行われなければいけませんが、既に法律によって道路建設の資金が認められており、事前とは言えませんし、中立性や透明性という点からも政府が「誠実に」振る舞ってきたとは言えません。

-政府の環境政策に対する意見は?

 政府は母なる大地の擁護者としてのラディカルな姿勢をあっという間に投げ出してきたように思われます。ラパスに到着したデモ行進において、人々は大統領に対して「母なる大地の擁護者でもなければ、先住民族の権利の擁護者でもない」と言い放ちました。今や政府もこうした言説は使いもしません。
 実際に政府はCSUTCBの要請を受け入れ、TCOの設置プロセスを停止しました。それどころか、農民や入植農民の提案を受け入れ、TCO内の所有権を見直し、土地を分配しようとしています。

-協議に関する全般法はどのようなものであるべきなのでしょうか?


 それは共同体的民主主義とリベラルな民主主義を求めるニーズに応えるものでなくてはなりません。先住民族の住む国々において、共同体的民主主義とリベラルな民主主義の共存を目指す取り組みなのです。

“La ley de consulta es un chantaje a los pueblos indígenas del TIPNIS”
Domingo, 12 de Febrero de 2012 10:39 | Escrito por Pagina Siete |
http://www.ftierra.org/ft/index.php?option=com_content&view=article&id=8626:rair&catid=164:fundacion-tierra-en-los-medios&Itemid=242

2)モラレス大統領は誤った約束を認めるべき

 ボリビア元国連大使は、「モラレス大統領はコカ農民と、誤った約束をしてしまったことを認めるべき」と発言。道路建設をあくまで推し進めるのは、国際的な背景も、企業の利害でもなく、選挙キャンペーン時の約束に原因があると指摘。

 もしTIPNISの先住民族コミュニティが受益する道路を造るというのであれば、それは今の計画とは異なるはずだと言う。

Solón: Evo debe reconocer que hizo una promesa equivocada a cocaleros

http://www.erbol.com.bo/noticia.php?identificador=2147483955311

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先住民族テリトリーをダム開発から守るために立ち上がるノベ・ブグレ民族

 1月31日、パナマ北部のチリキ県のサン・フェリックスにおいてノベ及びブグレ民族は道路封鎖を開始した。
 先住民族は審議中の第415号法案に、ノベ・ブグレ自治区における鉱業開発、水力資源開発に対する特別措置、鉱業開発免許、水力発電計画のキャンセルを含めることを求めていた。もともと法案の第5条として含まれていたこの条項は、2011年における紛争の結果として結ばれた合意を反映したものであった。

 道路封鎖の排除を目指した警察は2月2日、トレにて先住民族グループと衝突、そして2月5日にはサン・フェリックスで大規模な衝突が起き、1人(あるいは2人)が死亡、多数が負傷。7日夜になって、政府と協定が結ばれ、逮捕者の解放、弾圧の停止、治安部隊の撤退、交渉の条件などが定められた。

 しかしコマルカにおける鉱業開発、水力発電開発に関する法審議は延期を重ね、今後の動きは定かではない。

 ノベ民族、ブグレ民族は未来の世代のために、自然を、生活を守っていくために、鉱業開発、ダム開発に反対する姿勢を堅持している。

 また今回の抗議行動では、先住民族女性リーダーたちの動きが目立っている。

英文記事も出ているようなので、英語の得意な方はお読みください。
Panama's village leader Silvia Carrera defies a president
http://www.guardian.co.uk/world/2012/feb/19/panama-protest-silvia-carrera

 2月7日にはアムネスティの緊急行動も出されている。 
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=4484

 開発と権利のための行動センター
 青西

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2012/02/12

協議-TIPNIS-モラレス政権

 ボリビアの状況を整理しようと思っているのですが、なかなか進みません。
 昨年秋以降の動きもお伝えしていなかったことに気づき、そのへんも含め書いていたのですが、今日は時間切れということで
 
 ここまで
 
 青西


 イシボロ・セクレ先住民族テリトリー自然保護区(Territorio Indigena y Parque Nacional Isiboro Secure, TIPNIS)を分断する道路建設に反対し、首都ラ・パスを目指して昨年8月15日に開始された第八回先住民族行進は、9月25日、警察による弾圧を受ける。この先住民族グループと警官隊の衝突の後、モラレス大統領は道路計画の停止と、国民的対話の呼びかけを行う。その後10月1日になり、ラ・パスを目指す先住民族行進は再開され、10月19日、様々な社会組織の歓迎の中、ラパスに到着した。

 先住民族グループはモラレス大統領との直接対話を望み、22日に実現。一方、議会では既に TIPNISの道路建設を中止する法案の審議が進んでおり、10月11日に法案が議会で採択されている。ここには道路計画を停止し、事前協議を行うこと、代替の道路案の調査を行うことなどが盛り込まれていた。しかしモラレス大統領は当初案を拒否し、21日に法案に対する意見書を送り、24日に法180号が議会で採択され、大統領によって公布された。法第180号には、ビジャ・トゥナリとサン・イグナッシオ・モホスまたその他の道路が、TIPNISを通過することはない、と定めるとともに、TIPNISを「触れることのできない“INTANGIBLE”」ものと定められた。
 モラレス大統領は、当初案を拒否した際に、先住民族組織の提案にあったこの言葉を入れるように指示したとする記事もあるが、先住民族出身の議員の提案との報道もありはっきりはしない。しかし与党の議員また、交渉にあたっていた先住民族リーダーもこの言葉には懸念を持っていたようであるが、細則において、定義を定めればいいという議論になっていたようである。
 
 ところがモラレス政権は法に盛り込まれた Intangibleを利用して、TIPNISの先住民族を締め上げにかかっていた。地域の住民が行っていたエコツーリズムの免許を取り消しという事態も発生していた。地域に居住する先住民族がその資源を利用する権利を制約し始めたのである。
 
 それとは平行してモラレス大統領は道路建設に前向きな姿勢を示し続け、「道路建設を実現できるどうかは、地域住民の手にゆだねられている」とサン・イグナシオで語り、建設推進のための運動を鼓舞しているのである。

 こうした中でConsejo Indigena del Sur (Conisur)のメンバーによって、道路建設を求める行進が行われた。12月20日に出発したCONISURは1月30日にラパスに到着。同日モラレス大統領と対談。その後、議員との会議などを踏まえ、CONISURは「協議」を求めるという方向を打ち出し、議会も「協議」法の制定に踏み込み、2月10日にはモラレス大統領によって「イシボロ・セクレ先住民族テリトリー自然保護区の先住民族への協議法/法第222号」が公布されたのである。

 協議を行い、地域の先住民族が道路建設の是非を決めればいい、と聞けば正統な判断であるかに思える。しかしここでモラレス政権が定める道路計画は既に定まったものであり、事前の協議ではなく、代替案を検討するものでもない。この「協議」法は「TIPNISを、INTANGIBLEな地域とするのか、あるいはそうではなく、開発事業やビジャ・トゥナリとサン・イグナッシオ・モホス間の道路建設の実現を可能とするのか 」という二者択一を強いるものとなっているのである。
 これは「協議」の名を借りた脅迫にすぎない。放置されることを選ぶのか、鉱山開発を選ぶのか、と迫ったある国の大統領の発言を思い出させるものである。

 未定稿。もう少し時間をとって、加筆修正する予定


開発と権利のための行動センター

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«TIPNISを巡って迷走を続けるモラレス政権