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2004/09/06

南米の大豆生産と森林破壊

大豆生産と森林破壊
南米における大豆生産というのは、別に新しい話ではなく、これまでもずいぶん伝えられてきたように思います。ブラジルだけでなく、ボリビアやパラグアイでも日系移民の人たちもずいぶんと参入していますし、重要な換金作物となっていることは間違いありません。
 しかし、こうした大豆生産の拡大が、農業フロンティアの拡大を引き起こし、森林破壊につながっているのもまた事実です。驚くべきは、それがいまだ「問題」のままで解決されていないことなのかもしれません。

 その上、今後、経済の自由化が更に進み、資本の移動速度も更に増していけば、投機的な農業が拡大し、森林破壊が拡大していく可能性も否定できません。
 
 先日(2004/09/03)、BBCのWebを見たところ、WWF(世界自然保護基金)が南米の大豆生産が引き起こす森林破壊など生態系への影響について、報告書を刊行したことが取り上げられていました。

Managing the Soy Boom:Two scenarios of soy production expansion in South America 
Commissioned by WWF Forest Conversion Initiative
http://www.panda.org/downloads/forests/managingthesoyboom.pdf

The Impacts of Soybean Cultivation on Brazilian Ecosystems
http://wwf.ch/images/progneut/upload/Impacts_of_soybean.pdf


ちなみに日本の国際援助でも、ブラジルセラード地域における大豆生産拡大への協力を長年行ってきました。
そのJICAのセラード開発に関する報告書は以下のアドレスです。
「日伯セラード農業開発協力事業」合同評価調査 総合報告書 2002年1月発行
http://www.jica.go.jp/evaluation/etc/brazil.html


 この辺ちゃんと読み込んで、世界一の大豆消費国として、自分たちの食べているものについて考えないといけないな、と思います。(日本の輸入に占めるブラジル産は大体17%、輸入量は消費の94%)
 あお

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