先住民族との協議にかんし(グアテマラ)
修正
11月にグァテマラを訪問した際に、この件に関しても確認をしてみましたが、確実な話ではないようです。
現在までのところ、協議の実施のメカニズムは存在していません。
10月6日の投稿文
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グァテマラ北西部、メキシコ国境に近いサンマルコス県、シパカパとサン・ミゲル・イシュタワカンにまたがる地域で、金鉱山開発が進められている。しかしこれに対して、地域住民を中心として、教会、環境保護団体などによる反対運動が広がっている。金の処理に利用される青酸による環境汚染、水質汚染、そして地域住民の生活への影響などが指摘されている。またこうした採掘権の許認可に際して、既に批准しているILO169号条約に基づいた協議が実施されていない問題も指摘されていた。
そこでグァテマラ政府は、高まる世論を前に、ILO169号条約に基づいて、地域の先住民族との協議を実施することとなった。大統領府人権委員会(COPREDEH)がこの協議の実施を担い、まず、金採掘で揺れるサンマルコス県で実施する予定とのことである。 (プレンサ・リブレ紙 2004.10.05)
これは重要な一歩ではありますが、どのように運用されていくのか、結果がどのように影響力をもちうるのか、などを今後も見ていく必要があると思われる。
青西
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