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2004/10/02

国連和平検証団最終報告書 グァテマラ

 国連和平検証団(MINUGUA )最終報告書 
 
 1994年に派遣が開始されたMINUGUAがその活動を終えようとしている。
MINUGUAは当初、人権検証団としての業務に始まり、1996年の和平協定後は和平協定の履行を検証してきた。
 
 しかしMINUGUAは今年12月に撤退することが決まっており、今回その最終報告書が公表された。(A/59/307)報告書では2004年の選挙から新政権に代わっての政治的な流れと、1996年から2004年にかけての和平協定の履行に関する総括がなされている。
  
 既にMINUGUAは撤退に向けて、グァテマラ人権擁護官事務所など国内機関の強化に取り組んできたが、またそれに加えて、人権面での監視や政府への助言を目的に、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のグアテマラ現地事務所が設立され、MINUGUAの活動の一部を引き継ぐこととなる。
(この事務所は暫定的に開設され、技術的支援などの活動を行っていたが、議会に置いて事務所設置に関わる法が施行されなかったため、事務所は2004年11月末から閉鎖されている)
 
 報告書では
 「先住民族のアイデンティティーと権利協定」に関しては、グァテマラ国家におけるこの協定の重要性を改めて指摘しつつ、現実には、先住民の日々の生活の変化はごくわずかであり、先住民は社会的にも最も低い階層におかれ、日々、目に見える、また見えない障害に立ち向かい続けていると指摘している。
 
 「社会経済及び農業問題に関する協定」に関してもその遅れを厳しく指摘している。社会経済改革に関しては、限られた結果しか得られておらず、その理由の一つとして、経済的エリート層が増税に否定的なことから貧困層に差し向ける国家予算が不足していること、土地問題の解決も限られていることなどが指摘されている。
 
 また真相究明委員会(CEH)の勧告にある、被害者への補償問題が今、端緒についたばかりであることも取りあげ、迅速に取り組むべきと述べている。

 和平協定の履行について、今後も国際社会がそのモニタリングと支援に取り組んでいく必要がある。
 青西 

補足 報告書は以下のアドレスから入手できます 


 このページから入手できます。
http://www.minugua.guate.net/Informes/INFOCRONOG/BOTTOM.htm
 
 MINUGUAのTopページは重たいのでこちらからが無難かと思います。

 直接 ダウンロードは 英文
http://www.minugua.guate.net/Informes/INFOCRONOG/9thReport30Aug2004.pdf

 西文
> http://www.minugua.guate.net/Informes/INFOCRONOG/Cronograma9.pdf


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