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2005/01/02

鉱山問題続報

 12月1日、2日に開かれたグァテマラ政府主催による「鉱業に関するナショナル・フォーラム」のホームページが開設されている。http://www.foromineria.org/portada1.htmそこへのリンクがグァテマラのカナダ大使館のホームページ、「カナダにおける鉱山開発」の脇に貼ってあることからもこのフォーラムの推進者が誰であり、誰が鉱山開発を進めたいと思っているのかが一目瞭然であろう。そしてこの「ナショナル・フォーラム」のページには、参加した11の機関による合意文書が掲載されている。そこには参加と対話を進めるためのフォーラムの開催、情報提供、鉱業政策のための合意形成プロセスの支援などが掲げられている。
 しかしそうした対話も合意形成もなされぬままに、12月の中旬、イサバル県でのニッケル採掘権を有するエクスミバル社に対して、来年失効する免許にかわる新しい鉱山開発免許が認可された。これはエクスミバル社の買収交渉がカナダ資本のスカイ・リソーシーズ社と進んでいたことと歩を一にするものである。 
 もともと官製の鉱山開発のためのフォーラムであることは周知の事実であったが、このあまりに厚顔なやり口には先住民族組織そして地域の住民組織から強い抗議の声が起こることは間違いないであろう。ILO169号条約に定められた事前の協議、そしてグァテマラの人権擁護委員会の裁定を無視するものである。

青西

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