« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »

2005/02/15

ルーマニアでの鉱山開発

 近頃、グァテマラの鉱山開発問題をフォローするためにあれこれ情報収集を続けており、Minewebなる投資家と鉱山会社のためにあるようなメールマガジンからも毎日のようにメールが流れ込んできます。
 
 そうしたメールの中に外部のNGOが反対運動を煽っているみたいな話も時々顔を出します。
 
 そこにルーマニアでのRosia Montana 鉱山開発の話もでてきました。地域経済に貢献することができる、地域住民は賛成している、反対しているのは外部の人間だ・・・
 
 そんな記事を読みながら、グァテマラの金鉱山開発の話を思い出しました。ベルシェ大統領が「鉱山が嫌なら(開発の恩恵を享受することもなく)そのままでいるがいい」と発言したのをはじめとして、鉱山開発を受け入れれば道もよくなる、お金も入る、何が問題なのだ、と言わんばかりの声があります。
 
 しかし鉱山開発しかない地域開発とは一体何なのでしょうか。
 
 グァテマラのある環境NGOの代表が金鉱山の問題は倫理的な問題なのだと語っていたことが印象に残ります。一部の人の奢侈品と金庫に眠る「金」のために、環境、そして地域社会を破壊する意味はどこにあるのか。
 
 そもそも地域社会を破壊しながら進む鉱山を受け入れるしかない、「開発」とはなんなのでしょうか。そうしたオプションしか提示できない社会のあり方を考え直す必要があるのでしょう。
 
 昔から一度行ってみたいと思っているルーマニアを遠くに想像しつつ。
 
 青西
 グァテマラの鉱山開発関連情報はこちらへ
 開発と権利のための行動センター
http://homepage3.nifty.com/CADE/


 > http://www.nodirtygold.org/rosia_montana_romania.cfm
 > http://www.mineweb.net/sections/sustainable_mining/410603.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/07

ソロラでの鉱山開発反対運動

ソロラでの鉱山反対運動
 
 昨日6日、ソロラ県で数千人が参加しての鉱山開発に反対する大規模なデモが行われました。
 ソロラ県内の19の市長は、鉱山法と憲法の改正、鉱山に関する免許の停止、1月11日の被害者への補償などを求めた署名文書を和平局のビクトル・モンテホに渡しました。
 
 鉱山開発への反対の声はグァテマラ各地で大きくなりつつあります。

現地ニュースへのリンクはこちらからどうぞ 
 > http://homepage3.nifty.com/CADE/Espanol/mineria%20es.htm

声明文は
賛同団体の反差別国際運動 
> http://www.imadr.org/japan/project/guate/2005/update.1.html開発と権利のための行動センター  
> http://homepage3.nifty.com/CADE/news.htm#3
の二つのwebに掲載されています。


 話は少し変わりますが、現在グァテマラの議会では、北米ー中米の自由貿易協定が審議されています。昨年の6月の大規模なデモ行進のあと、この自由貿易協定に関する文書を全てのマヤの言語で広報すると6月9日の付けの官報では広報しているものの、そのようなことが行われた形跡もないままに、議会での審議が進められているのです。
 
 現在の国際経済は、農村部で生きる人々の権利、先住民族の権利を十分に尊重し、多様性を理解した上で物事を進めるためにはあまりにも早いスピードを要求しています。
 
 開発と権利のための行動センター
 青西

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/04

ラマシーニ司教暗殺計画と強引な鉱山開発に憂慮する日本の市民社会の声明

 グアテマラの農民運動への支援、鉱山開発に関する住民運動への支援などを続けているサンマルコス県のラマシーニ司教への暗殺予告が、一週間ほどまえにグアテマラの人権事務所の告発で発覚しました。
 今回、国内諸団体で声明文を発表し人権侵害への監視を続けていることを表明することとなりました。

 以下声明文

ラマシーニ司教暗殺計画と強引な鉱山開発に憂慮する日本の市民社会の声明

私たち日本の市民団体は、最近のグアテマラの人権状況に憂慮し、以下のように声明します。

グアテマラ政府は、鉱山開発によって直接の影響を受ける地域住民の同意を得ることなく鉱山開発会社に開発権を与え続けています。そのために開発を阻止しようとする住民と、鉱山会社との間に紛争が起こっています。
そして、反対する住民に対し、軍・警察を出動させて暴力的に対処しています。
ロス・エンクエントロスにおける鉱山開発に反対する住民への暴力的な弾圧は、政府への不信感を増大させるとともに、対立を深化させるような対応です。

鉱山開発が行われている地域には先住民族が住んでおり、グアテマラ政府が批准しているILO169条約には、先住民族の合意なくしてその地域の資源開発をしてはならないことがうたわれています。が、グアテマラ政府はこれを無視した許認可を行っているどころか、ベルシェ大統領は鉱山開発会社の出資者を保護しなければならないと発言しています。

先日、サンマルコスのアルバロ・ラマシーニ司教への暗殺計画が発覚しました。ラマシーニ司教はサンマルコス県における鉱山開発に反対しておられ、住民の代弁者として発言されていました。また、土地問題を解決するためにも精力的に活動されてきました。司教のこのような活動のために暗殺が計画されたことは明らかです。

このような状況をかんがみ、私たちはグアテマラ政府と関係諸機関に対し以下のように要求します。

1)ラマシーニ司教をはじめとして、住民の合意なき鉱山開発に反対する人々、環境団体や人権団体の人々の安全を保障すること。
2)鉱山開発問題に関して、真摯な対話に基づく平和的な解決をさぐり、これまでの抑圧的な対応をただちに中止すること。
3)ILO169号条約に基づき、鉱山開発について地域の先住民族、影響を受ける住民に広く相談し、その同意が得られなければどのような鉱山開発の許認可も行わないこと。

賛同団体(2月10日12時現在)

アーユス仏教国際協力ネットワーク
開発と権利のための行動センター
市民外交センター
先住民族の10年市民連絡会
中米の人々と手をつなぐ会
中南米と交流する京都の会
反差別国際運動(IMADR)グァテマラプロジェクト
日本国際ボランティアセンター(JVC)
日本カトリック正義と平和協議会
日本ラテンアメリカ協力ネットワーク


詳しくは以下のwebも参照ください
http://homepage3.nifty.com/CADE/index.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »