« グアテマラ・鉱山開発反対運動への弾圧に抗議 | トップページ | ソロラでの鉱山開発反対運動 »

2005/02/04

ラマシーニ司教暗殺計画と強引な鉱山開発に憂慮する日本の市民社会の声明

 グアテマラの農民運動への支援、鉱山開発に関する住民運動への支援などを続けているサンマルコス県のラマシーニ司教への暗殺予告が、一週間ほどまえにグアテマラの人権事務所の告発で発覚しました。
 今回、国内諸団体で声明文を発表し人権侵害への監視を続けていることを表明することとなりました。

 以下声明文

ラマシーニ司教暗殺計画と強引な鉱山開発に憂慮する日本の市民社会の声明

私たち日本の市民団体は、最近のグアテマラの人権状況に憂慮し、以下のように声明します。

グアテマラ政府は、鉱山開発によって直接の影響を受ける地域住民の同意を得ることなく鉱山開発会社に開発権を与え続けています。そのために開発を阻止しようとする住民と、鉱山会社との間に紛争が起こっています。
そして、反対する住民に対し、軍・警察を出動させて暴力的に対処しています。
ロス・エンクエントロスにおける鉱山開発に反対する住民への暴力的な弾圧は、政府への不信感を増大させるとともに、対立を深化させるような対応です。

鉱山開発が行われている地域には先住民族が住んでおり、グアテマラ政府が批准しているILO169条約には、先住民族の合意なくしてその地域の資源開発をしてはならないことがうたわれています。が、グアテマラ政府はこれを無視した許認可を行っているどころか、ベルシェ大統領は鉱山開発会社の出資者を保護しなければならないと発言しています。

先日、サンマルコスのアルバロ・ラマシーニ司教への暗殺計画が発覚しました。ラマシーニ司教はサンマルコス県における鉱山開発に反対しておられ、住民の代弁者として発言されていました。また、土地問題を解決するためにも精力的に活動されてきました。司教のこのような活動のために暗殺が計画されたことは明らかです。

このような状況をかんがみ、私たちはグアテマラ政府と関係諸機関に対し以下のように要求します。

1)ラマシーニ司教をはじめとして、住民の合意なき鉱山開発に反対する人々、環境団体や人権団体の人々の安全を保障すること。
2)鉱山開発問題に関して、真摯な対話に基づく平和的な解決をさぐり、これまでの抑圧的な対応をただちに中止すること。
3)ILO169号条約に基づき、鉱山開発について地域の先住民族、影響を受ける住民に広く相談し、その同意が得られなければどのような鉱山開発の許認可も行わないこと。

賛同団体(2月10日12時現在)

アーユス仏教国際協力ネットワーク
開発と権利のための行動センター
市民外交センター
先住民族の10年市民連絡会
中米の人々と手をつなぐ会
中南米と交流する京都の会
反差別国際運動(IMADR)グァテマラプロジェクト
日本国際ボランティアセンター(JVC)
日本カトリック正義と平和協議会
日本ラテンアメリカ協力ネットワーク


詳しくは以下のwebも参照ください
http://homepage3.nifty.com/CADE/index.htm

|

« グアテマラ・鉱山開発反対運動への弾圧に抗議 | トップページ | ソロラでの鉱山開発反対運動 »

グアテマラ」カテゴリの記事

先住民族」カテゴリの記事

鉱山開発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50657/2802690

この記事へのトラックバック一覧です: ラマシーニ司教暗殺計画と強引な鉱山開発に憂慮する日本の市民社会の声明:

« グアテマラ・鉱山開発反対運動への弾圧に抗議 | トップページ | ソロラでの鉱山開発反対運動 »