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2005/06/19

鉱山開発を巡る住民投票

6月18日

カナダ系のグラミス社による鉱山開発で揺れるグァテマラ北西部のサン・マルコス県シパカパで、今日18日、鉱山開発の是非を巡る住民投票が行われる。この住民投票は、グァテマラの地方自治体法に従って行われるものであるが、その手法等はコミュニティの伝統的な意志決定尊重して定められている。このように地域の開発のあり方を巡って住民投票が行われるのはグァテマラでは画期的なケースである。

現在進められているグァテマラでの鉱山開発において、採掘権の認可に先立って地域住民と十分にコンセンサスが形成されていないことから各地で問題が生じている。特に先住民族コミュニティは、ILO169号条約に定められた協議の実施を行っていないこと、また1996年の和平協定に含まれる先住民族のアイデンティティーと権利協定の精神を踏みにじるものであると強く反発している。こうした中で、地域の開発に民意を反映させるべく今回の住民投票が計画された。

しかしながら企業側は、今回の住民投票が一部の活動家によって仕組まれたものだ、情報操作がなされている、NGOが資金提供をしている、不正なものだというように、みずからのホームページ上で攻撃している。
http://www.glamis.com/pressreleases/index.html

 また直前になり企業側の訴えに対し第一級民事裁判所が、今回のケースは国家の財産にかんするものであり、住民投票にはそぐわないとして停止を求める事態となった。憲法裁判所は昨日になってこの停止を無効としたが、まだ不透明な状況が続いている。

 こうした中で、今、シパカパで住民投票が行われているのである。

 開発と権利のための行動センター
 青西靖夫

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