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2006/04/10

農民リーダー殺害される

 グアテマラ緊急行動


グアテマラの農民組織のリーダー二人が殺害された事件について


全国農民先住民族調整委員会(CONIC)の地域リーダーであり、サンティアゴ・アティトラン農民協会の代表でもあったアントニオ・イシュバラン・カリさんと、その妻マリア・ペツェイ・コーさんの2人が4月5日に殺害されました。

プレンサリブレ紙やCONICのコミュニケによると、4人の武装した男たちが、同国スチテペケス県チカカオのバルパライソ農園の彼らの住居で2人を襲撃、マリアさんは即死、アントニオさんは病院に運ばれましたが間もなく死亡しました。2人はサンティアゴ・アティトラン出身で、土地獲得闘争の結果、他の44家族とともにバルパライソ農園を正式に獲得(2002年2月8日)、その後はこの農園購入代金(約30万ドル)の減額もしくは免除を国に対して求める運動をしていました。

コニックは、先住民族のアイデンティティと権利に関する協定調印から11年たつ今年3月30日に、土地問題の解決や先住民族の権利尊重を求め、大規模なデモを展開しました。政府はその5日後の今月4日にその要求に対する回答を出しましたが、CONICはこの内容を、「要求を愚弄した」回答であるとして、政府との交渉を断念。4月半ば以降に農園占拠や道路封鎖などマヤ・民衆運動の全国規模の直接行動を展開すると発表したばかりでした。

このため、コニックは今回の事件を、土地問題の解決を要求し、そのために道路封鎖や農園占拠などの直接行動を呼びかけたコニックに対する脅迫である、と受け止めています。

以上の経緯から、日本ラテンアメリカ協力ネットワークと開発と権利のための行動センターは、今回の事件について、グアテマラ政府と検察に対し以下のような要請書を送ることを決定しました。要請書の内容をご確認のうえ、賛同していただけるようお願いします。なお、要請書はこれをスペイン語にして送ります。


グアテマラ共和国大統領オスカル・ベルシェ殿

2006年4月17日

私たち下記に署名した日本の市民・団体は、4月5日、コニックのメンバーでありサンティアゴ・アティトラン農民協会の代表アントニオ・イシュバラン・カリさんと、その妻マリア・ペツェイ・コーさんの2人が殺害された事件について深い憂慮を表明します。また、グアテマラ政府、ベルシェ大統領と検察に対して以下のことを要求します。

【1】アントニオ・イシュバラン・カリさんとマリア・ペツェイ・コーさんの殺害について、ただちに事件の真相を究明し、実行犯および殺害を計画・命令した者を裁判にかけること
【2】コニック関係者の安全を確保すること

日本ラテンアメリカ協力ネットワーク(RECOM)
開発と権利のための行動センター
賛同団体現在呼びかけ中

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