« ボリビア 農地改革法改正点 | トップページ | グアテマラ鉱山開発関連ニュース »

2006/12/22

未来を決める権利は誰のもの! グアテマラでの活動支援のお願い

          「未来を決める権利は誰のもの!」

 開発と権利のための行動センターでは「未来を決める権利は誰のもの!」という視点から、グアテマラにおける鉱山開発の問題を考えるキャンペーンを展開してきました。情報を持ち、判断をし、決定のプロセスに参加していくこと、これがグアテマラでは非常に重要だと考えています。

 <情報>
 現在、日本にいてもグアテマラの鉱山開発問題や自然保護区の問題などについて様々な情報を手にすることができます。米国の支援団体が作ったグアテマラの鉱山開発問題に関するメーリングリストもあります。グアテマラの新聞もインターネットで読むことができます。グアテマラの国会の委員会のニュースなどもインターネットでアクセスできます。行動センターでも鉱山開発関係のニュースや文書の収集サイトを設置しています。

 その一方で、グアテマラの村人たちはどういう状況に置かれているのでしょうか。
 まず多言語社会である一方でスペイン語偏重の社会が築かれてきたグアテマラでは、先住民族の人々の母語であるマヤ系の言語によって、マスメディアのニュースが届けられることはほとんどありません。スペイン語の新聞は町の中心部でわずかに売られる程度で、買える人、読める人は一握りです。その上スペイン語を読める人も限られています。農村部にはテレビもほとんどありません。
 日本では新聞やテレビ、インターネットなどで様々に情報にアクセスすることができますし、市や県の広報も何もせずに手元に届くのと較べてみてください。

 地域の人たちは鉱山の採掘権の認可や自然保護区の設置の問題などを初めとして様々な行政の動きなどをあとになってはじめて知らされることが多く、また自分たちの権利を守るための情報も不足しています。
 そこで、重要なのは地域住民や地域の住民組織とパイプを持った外部の支援組織(民衆組織や先住民族組織といわれるようなもの)を通じた情報です。特に母語であるマヤの言語を用いて、地域を訪問して情報を流してくれる組織の存在が重要となってきます。

 <判断>
 情報を持ってきてくれる人がいて、その人の言うままに話しを聞いて終わる訳ではありません。人が集まって、話しをすれば、そこでいろいろな意見が出され、議論が生まれます。例えばそのときに、ある人は自分の過去の経験に基づいて、「こんな問題があるんじゃないか」、「こんなことができるんじゃないか」という意見をいうかもしれません。
 単に話しを聞くだけではなく、あちこちの経験を知ること、多様な可能性について知ることは非常に重要だと考えています。集まって、自分たちの問題を話しあうことに加えて、他の経験を知ること、他の経験とつながることが、「こんなことができるんじゃないか」という可能性を開くためには重要な点だと考えています。

 <決定のプロセスに参加すること>
 グループの集まりの中で、参加者のなかで、次の方向性を決めていくこと、これも重要なことです。こうした積み重ねが参加を更に強化していきます。マヤの人たちは自分たちのやり方で決定のための手法を定めています。
 こうした動きの中で、鉱山問題に対する「住民による協議」も生まれてきました。そしてこの流れは、自分たちが地方自治体の政治に参加しなければならない、という考えに向かっています。国や多国籍企業に対して自分たちの考えを伝えていくためには、自分たちと連帯している市長が必要だと考えています。
 鉱山開発問題は、中央政府による住民無視の姿勢をあからさまにする一方で、地域の人々はそれに対抗する中で、草の根からの参加と民主主義を強化しつつあるように思えます。


 開発と権利のための行動センターでは「自然資源への権利」というテーマを中心に置きつつ、上のような方向性での活動を継続していきます。
 コミュニティで活動する組織への情報提供や組織間やコミュニティ間での経験交流、組織間の連携強化を支援することを通じて、地域の人々、マヤの人々が「自分たちの未来を自分たちで決めていく」というプロセスを支援していきます。
 皆様からのご支援をお待ちします。

 開発と権利のための行動センター
 代表 青西靖夫

************************************
 開発と権利のための行動センターでは、現地での活動のための寄付金をお願いしております。
詳しくはこちら>>>http://homepage3.nifty.com/CADE/news.htm

寄付金口座
◆郵便振替口座:00230-5-131472
◆口座名   :開発と権利のための行動センター
************************************

|

« ボリビア 農地改革法改正点 | トップページ | グアテマラ鉱山開発関連ニュース »

グアテマラ」カテゴリの記事

先住民族」カテゴリの記事

行動センターからのご案内」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50657/13158695

この記事へのトラックバック一覧です: 未来を決める権利は誰のもの! グアテマラでの活動支援のお願い:

» グアテマラにおける「先住民族の協議」 [行動センター]
「先住民族による協議」:2006年において最も際だった参加のあり方。    イ [続きを読む]

受信: 2007/01/22 15:01

« ボリビア 農地改革法改正点 | トップページ | グアテマラ鉱山開発関連ニュース »