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2006/12/15

グアテマラ移民 拘束

米国の食肉加工会社Swift & Co.に対して、移民局による捜査が入り、1282名が拘束されたとのこと。うち1217名が違法な移民状態、65名が身分証明書の偽造の容疑と見なされているという。このなかに536名のグアテマラからの不正規移民も含まれていたとのことである。
 Swift & Co社のテキサス州カクトゥスの工場では4人につき3名の労働者が不正規に入国した労働者であったと推定されている。グアテマラの他にも、メキシコ、エルサルバドル、ホンジュラス、ペルー、エチオピア、ラオス、スーダンからの移民が拘束されたという。
 
 労働者たちはグアテマラで用いていた本名を語ることはなく、仕事を得るために別名を用いていた。実名はトマス・クス、マリティン・ティニガル、マリオ・ルシュなど(先住民コミュニティ出身であることを想像させるものである。)
 トマスは加工食品を作り、時給13.3ドルを受け取っていたという。マルティン・ティニガルとその息子セバスティアンは時給11.8ドルであった。
 トマスはキチェからメキシコまでコヨーテ(不法入国を手引きする者)に6000ドルを払わなければならず、そのためにトマスは借金をし、グアテマラで家族がその10%の金利で借金の支払いを続けているという。(記事には記されてはいないが、10%は月利であろう!)お金を貯めるために、他の5人と一つのキャンピングカーで暮らしていたという。
 ティニガルは5年前にサクアルパの家を離れ、この会社で働いていたという。毎月妻に200ドルの仕送りをし、このお金で5人の子どもたちを養っていた。長男のセバスティアンは1年前に父のあとを追ってやってきたとのことである。
 2006/12/14 プレンサリブレ紙より抜粋
http://www.prensalibre.com/pl/2006/diciembre/14/158596.html
 この工場のあるカクトゥスの特別レポートがDallas Morning Newsのサイトにあります。
登録しないと読めない仕組みになっていますが、関心のある方はどうぞ。(プレンサリブレ紙が引用している、労働者の話や、現地の教育の話し、危険な労働環境などのレポートがあります。) 

http://www.aldiatx.com/especiales/cactus/index.html (スペイン語)
http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/news/longterm/stories/cactus.4e62370.html(英語)

 ちなみにSwift & Co.からは日本も牛肉などを輸入しています。米国から輸入されてくる食品を通じて、実はグアテマラともつながっているのです。このカクトゥス工場で屠殺作業やBSE危険部位除去などをグアテマラからの移民の人たちなどがやっているのだろう・・・

 青西

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