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2006/12/12

自然資源の開発が住民退去と貧困を招く

自然資源の開発が住民退去と貧困を招く
 グアテマラの週間紙インフォプレスの12月8日号は次のような記事を掲載している。(記事の一部を整理したものである 青西)

 ベルシェ政権下において、巨大プロジェクトが集中する地域や、石油、鉱物資源、水力発電開発、プランテーションなど財界が投資を目論む地域において住民の暴力的な排除が行われてきた。その中で被害を受けてきたのは先住民族や農民であり、こうした排除の中で家や収穫そして家畜を失ってきたのである。自由貿易を促進するための抑圧的な政策の一環であり、そのために人権を侵害し、株式市場での投機のために自然資源を開発しているのであると、アナリストたちの見解は一致している。
 
 2006年3月28日に公表されたアムネスティ・インターナショナル(A.I)の報告書ではいくつもの暴力的な強制排除に関する報告がなされているが、その中に2004年のアルタ・ベラパス県セナウのトレセ・アグア農園での強制排除のケースもある。ここはトレセ・アグア川の流域に位置し、1998年からセカカオ水力発電会社、そして2006年5月からはカンデラリア水力発電会社が操業している。A.Iの報告書によると2001年にトレセ農園はケクチの農民を500人解雇した。うち410人は解雇の代償として劣悪な土地を受け取ったが受け入れなかった90家族は現金での解雇に対する補償を求めて農園内の土地に残ったとのことである。そして2004年5月19日に約500名の警官による暴力的な強制排除が行われた。
 (注:2004年に続発した強制排除に関しては開発と権利のための行動センターでも緊急キャンペーンを展開 >>>http://homepage3.nifty.com/CADE/campaign/Guatemala%20desalojo.htm
このトレセ・アグア農園は70年代に現在の所有者の手に渡り、地域で最も大きい農園の一つであり、コーヒーや輸出向けの植物生産、木材生産などを行っていた。住民は40年以上もこの地域に住んでいたが、農園が取得されたことで農園労働者へと転嫁する。
 
 暴力的な強制排除は警察や軍によって行われているが、これは国家が自由貿易推進を目指す少数のエリートに支配され、先住民族や農民運動が排除されていることを意味している。
 その最も最近の事件がエストールにおけるケクチ住民約500家族の強制排除である。人々は9月17日より平和的な占拠を行っていたが、そこにはグアテマラニッケル会社が採掘免許を受けた土地も含まれていた。
 (注:この件に対し、開発と権利のための行動センターでは緊急の声明文を発表した)

*アムネスティの報告書は “Guatemala: ¿Tierra de injusticia? Casos de llamamiento”


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 開発と権利のための行動センターでは、現地での活動のための寄付金をお願いしております。詳しくはこちら>>>http://homepage3.nifty.com/CADE/news.htm

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◆口座名   :開発と権利のための行動センター
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