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2007/01/15

メキシコでトルティージャ価格高騰

トルティージャ価格の高騰が貧困層を苦しめる

 1月12日付けのBBC-Mundoのニュースによるとメキシコにおいて主食であるトルティージャ価格が高騰をしているとのことである。
 http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/business/newsid_6256000/6256439.stm
 ここ数ヶ月でキロ6ペソ(0.5ドル)だったものが、10ペソ、場所によっては30ペソにまで上昇しているという。
 記事で米国におけるバイオ燃料によるトウモロコシ需要の拡大がこの価格上昇の背景にあるとしている。
 メキシコ政府は、この事態に対して米国輸入量を拡大することで、価格の安定化を図る方向を示している。(Jornada 紙1/14)

 このような事態がNAFTAによる移行措置期間が終わり、完全自由化の2008年を目の前にして発生したことは極めて象徴的である。国民の基礎食糧の価格が、グローバリゼーションの中で、米国の穀物生産、世界的な穀物価格、そして現在はバイオ燃料という新しい分野を通じて石油価格ともリンクすることとなる。これが家計を非常に不安定にすることは間違いない。
 また輸入量拡大による価格引き下げ策は、米国のトウモロコシへの依存を強めるだけになるであろう。

 トルティージャの高騰は都市部の貧困層の生活を直撃する。農村から都市に出てきた若年移民労働者たちも、スーパーでトルティージャとわずかなおかずを買って生活をしている。
 
 NAFTAの目指す未来は既に破綻への道を進んでいる。NAFTAの中で農村部は疲弊する一方で、基礎穀物の需給は国際市場と深く結びつき、その価格は国際市場が定めていくのである。お金があれば、トウモロコシを買い続け、トルティージャを食べることはできるかもしれない。しかしお金がなければ・・・・

 開発と権利のための行動センター
 青西靖夫

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