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2007/04/28

バイオ燃料関連続報

バイオ燃料と中南米 続報(070427)

1)ブラジルのサトウキビ農園労働者の労働条件
  http://www.adital.com.br/site/noticia.asp?lang=ES&cod=27333
 ブラジル連邦議会では5月から、バイオ燃料生産に関連する生産連鎖の労働条件等についての審議を開始するとのこと。
 これはサトウキビ農園の労働者の労働条件が劣悪であるというだけではなく、それが自由貿易を進める先進諸国の輸入障壁の口実に使われないようにということでもある。
 同時に、奴隷として農園労働者を扱っていたと告発されていた農園主への聴取も行われるとのこと。

2)農村労働監督局によって288人の労働者が劣悪な労働から「救出」される。
 http://www.adital.com.br/site/noticia.asp?lang=ES&cod=26895
 6つのサトウキビ及びアルコール生産に関わっていた農園において、劣悪な状態に置かれていた労働者が「救出」されたとのこと。

3)コロンビアでも食用のトウモロコシ(白トウモロコシ)の価格高騰
 http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/business/newsid_6597000/6597449.stm BBC-Mundoによると、コロンビアでもアレパ、タマレスなどの伝統的な料理白トウモロコシの値段が高騰しているとのこと。2006年初頭にはトン当たり134ドルだった白トウモロコシ価格が、現在は250ドルに達しているとのこと。
 コロンビアではもともと白トウモロコシの自給ができず、年間15万トンほど輸入しているとのことであるが、エタノールブームの中で白トウモロコシの作付が減少し、国際市場での供給が減少しているとのこと。
 「アレパの値段は一緒だけど、どんどん小さくなっている」とのこと。
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 このニュースのなかで、タンザニアからの輸入のもくろみもあったこと、また相場を見た価格つり上げが行われているのではないかというコメントも伝えられています。しかし基礎食糧である穀物価格の市場取引がバイオ燃料生産によって世界的に不安定になっていることが見て取れます。
 例えばタンザニアのこれまでの貿易相手国なども見直してみる必要があるかもしれません。「お金があれば買える」。ない国は買えなくなるのです。
 
 また土地の利用にしても、労働力の利用にしても、もともと公正なメカニズムが存在しないところで、急に土地へ需要が拡大したり、労働力需要が拡大すると、これまでの歪んだメカニズムが再生産され、強化される可能性もあります。
 例えば、地域の先住民族コミュニティが土地権利の承認を求めていた土地が、突然大土地所有者のものとして登記されたり、売買されてしまったり、ということもあり得ると思います。
 開発と権利のための行動センター
 青西靖夫

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