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2007/05/30

石油開発に脅かされるペルー先住民族

石油開発に脅かされるペルー先住民族

 BBC-Mundoのサイトでペルーアマゾン地域での石油開発の問題が紹介されています。この石油開発が先住民族コミュニティにおける人権侵害を引きおこす可能性に言及
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/multimedia/video/

 ちょっと時間がないので紹介のみ

 青西 

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2007/05/25

中南米 バイオ燃料動向(パラグアイ)

070524 中南米 バイオ燃料動向(パラグアイ)

 ブラジルのルラ大統領は21日パラグアイで開催されたパラグアイ-ブラジル・バイオ燃料セミナーに参加。パラグアイにおけるバイオ燃料の開発のポテンシャルに言及。パラグアイのドゥアルテ大統領もパラグアイが投資環境としても安定して、魅力的であることを説明。
 ルラ大統領はエタノールとバイオディーゼルはパラグアイ経済に革命を引きおこすことができる、開発のための希望であるとの強いメッセージを送っていたようである。

 またルラ大統領はパラグアイ政府と「バイオ燃料開発に関わる行動計画」に関して合意を結んだようであるが、詳細は未確認。いずれにせよ、パラグアイもバイオ燃料生産国の方向を目指すようである。

とりあえずここでは動きを把握するだけの報告として

 開発と権利のための行動センター
 青西
 
 関係記事
http://www.presidencia.gov.py/vista.asp?codigo=5432
http://www.presidencia.gov.py/vistax.asp?codigo=5442&ID=LULA%20ABRIÓ%20CAMINO%20PARA%20QUE%20LAS%20RELACIONES%20CON%20BRASIL%20REPORTEN%20MAYORES%20BENEFICIOS%20A%20NUESTRO%20PAÍS
http://www.mic.gov.py/index.php?option=com_content&task=view&id=445&Itemid=559
http://www.lanacion.com.py/noticias.php?not=160001&fecha=2007/05/24
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/latin_america/newsid_6676000/6676147.stm

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2007/05/20

開発と住民投票(グアテマラ)

 グアテマラにおける開発と住民投票
 
 グアテマラでは近年、地域の開発問題を巡って地域住民が様々な形で、意思決定に参加するための取り組みを進めています。
 3月16日に発行されたインフォプレス紙によると2006年には10カ所で鉱山開発に関して、「住民による協議」が進められたという。内訳はウエウエテナンゴ県で6カ所、サンマルコス県で2カ所、トトニカパン県で2カ所となっている。
 また今年2月にサンマルコス県のコンセプシオン・トゥトゥアパで64のコミュニティが参加して鉱山開発の是非を問う「住民による協議」が行われたのをはじめとして、4月にはキチェ県のイシュカンで発電ダム建設の是非を問う協議も行われている。
 
 こうした中、2005年6月にサンマルコス県シパカパにおいて実施された「住民による協議」に対して出されていた違憲審査の訴えに対して、5月15日憲法裁判所は裁定を下している。
 この判決文では、今回地方自治体によって行われた「住民による協議」に基づく鉱山開発に関する決定は、地方自治体の権限を超えているという理由に基づいて、協議の結果に基づく決議文を無効であるとの判断を下している。憲法において、地下資源は国家のもとであると定められ、その利用がエネルギー鉱山省の管轄にあるものと定められていることが理由となっている。
 しかしながら、手続き的な側面に関する違憲の訴えは退け、地方自治体法などにどが住民投票に関する手続きを適切に定めていない問題、ILO169号条約に定められている「先住民族による協議」のための法制度化が進められていないことを指摘し、議会に法の整備を求めている。
 http://www.inforpressca.com/
 http://www.cc.gob.gt/sentencias/sent2006.htm

 法の整備が必要であることは否定しないが、法を整備する中で、先住民族コミュニティの声を排除する方向に法が整備されるのではないかという懸念も持たざるを得ない。国政への参加の機会が偏在しており、十分に議会の中で決定に参加できない状況では、経済的エリート層の権限を侵さないような法律が作られる可能性は否めない。
 また先住民族コミュニティが、独自の意志決定のメカニズムを利用していく、築きあげていくプロセスも否定される可能性もある。
 しかしILO169号条約自体が、先住民族コミュニティに影響する法律を設定する際の協議を求めているのであり、先住民族コミュニティを離れた国会で法を定めるのではなく、慣習法の積み上げに基づくべきなのであろう。

 開発と権利のための行動センター
 青西

これまでの関係記事

http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/01/post_6ba0.html(住民による協議について)
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2006/11/post_29e4.html(イシュカンのダム開発について)
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/04/post_7a36.html(イシュカンでの住民よる協議)

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2007/05/13

グアテマラ先住民族支援の活動にご協力ください

 「未来を決める権利は誰のもの!」

 今年度より開発と権利のための行動センターでは、アーユス仏教国際協力ネットワークの「パートナーシップ事業」支援金も受けまして、「未来を決める権利は誰のもの」という大きな活動の柱の中で、新しいプロジェクトを開始します。

 「グァテマラにおける<先住民族の自然資源への権利>に関わる住民組織強化およびネットワーク強化」を目的としたプロジェクトであり、
 具体的には次の二つの取り組みとなります。
1)グアテマラ国イサバル県を中心とした自然資源の擁護に関する地域の先住民族グループ、先住民族コミュニティの強化
2)同一のテーマに関わる国内での先住民族組織間でのネットワークの強化

 イサバル県のケクチ民族のコミュニティは、住民の意向を無視する形で進められているニッケル鉱山開発、自然保護区設定などの問題を抱えています。こうした問題にたいして、先住民族としてどのような権利を有し、どうそれを要求していくべきか、地域で活動する先住民族組織などとどう連携していくべきか、これまでも少しずつ解決のために取り組んできました。このプロジェクトではその流れを更に支援するとともに、国内の他地域のコミュニティや先住民族組織との連携も模索しつつ、地域の組織強化に取り組んでいきます。
 
 地域のコミュニティが、地域で活動する先住民族組織の支援も受けつつ、自分たちで解決の方向を探し、また他のコミュニティや運動とも連携していく。開発と権利のための行動センターではそのためのプロセスを側面から、様々なアプローチをもって支援していきます。

 このプロジェクトは3年間の計画であり、その中で先住民族コミュニティへの研修などの他、国内外組織との経験交流など様々な活動を計画しております。活動実施のための寄付金をお願いしておりますのでよろしくお願いします。 
詳しくはこちら>>>http://homepage3.nifty.com/CADE/news.htm

寄付金口座
◆郵便振替口座:00230-5-131472
◆口座名   :開発と権利のための行動センター
  (備考欄に先住民族支援とお書き添えください)

開発と権利のための行動センター
代表 青西靖夫 

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2007/05/12

NHKニュース グアテマラ先住民族は今

5月13日、NHKの海外ネットワークでグアテマラに関するニュースが報道されます。

NHK海外ネットワーク ▽ブレア退陣で今後の英政治は ▽グアテマラ先住民族は今
午後6:10~午後6:45(35分)

是非ご覧下さい。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-05-13&ch=21&eid=16045
開発と権利のための行動センター
青西

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グアテマラを伝えるブログ

 グアテマラの社会運動、先住民族運動などを伝えるグアテマラ在住のフォト・ジャーナリストのサイト、 MiMundo.orgが日本語に翻訳されています。
 北米資本による鉱山開発問題、先住民族運動、内戦被害者の真相究明活動など様々な興味深い内容が伝えられています。 
 是非一度訪問してみて下さい。

 http://mimundoj.blogspot.com/index.html

 このブログのリンクにも入れておきます。

開発と権利のための行動センター
 青西

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中南米バイオ燃料関連情報

バイオ燃料関係情報

1)FAOとCEPALが共同で作成した「ラテンアメリカ・カリブ地域における食糧安全保障とバイオエネルギー利用の機会とリスク」という文書がWEBサイトに掲載されています。Oportunidades y Riesgos del uso de la Bioenergía para la Seguridad Alimentaria en América Latina y el Caribe
英語、スペイン語でダウンロードできます。
http://www.rlc.fao.org/prior/segalim/bioenergia.htm

2)またFAOとチリ政府が開催した昨年6月に開催した「バイオ燃料とアグロ・エネルギーに関する国際セミナー」に関する文書が次のサイトに掲載されています。(目を通してはいません)SEMINARIO INTERNACIONAL AGROENERGÍA - BIOCOMBUSTIBLEShttp://www.rlc.fao.org/prensa/activi/biodiesel.htm  

3)国連の新しい報告書がいくつかのサイトで紹介されています。 
この報告書は、今後のバイオ燃料の持続的利用の可能性に向けて、社会、経済、環境などの側面から今後検討されるべき課題について取り上げています。
 Sustainable Bioenergy:A Framework for Decision Makers, UN-Energy 2007.4 http://esa.un.org/un-energy/pdf/susdev.Biofuels.FAO.pdf
 
 日本語でも次のサイトなどで既に紹介されているようです。
国連バイオエネルギー影響評価報告 バイオ燃料産業急拡大に警告(農業情報研究所(WAPIC))
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/energy/news/07051001.htm

 以下はこの報告書に関連するスペイン語ニュースサイトなど
 BBCーMundo
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/science/newsid_6638000/6638335.stm

 FAO
http://www.fao.org/newsroom/es/news/2007/1000553/index.html

 既に掲載分の文章に3)を追記。

 バイオ燃料が万能ではないことは明らかであるし、各地で問題を引きおこす可能性を秘めているし、既に問題を起こしつつもある。報告書を追っかけるよりは現場の動向を見ていくことが必要なのだろう。
 いずれにせよ、3)のような報告が出ていれば、安易なバイオ燃料促進の国際協力などへは、一定のチェック機能を持ちうるのではないだろうか?
 
開発と権利のための行動センター
青西

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2007/05/05

先住民族大陸会議 イシムチェ宣言

第三回アビヤ・ヤラ先住民族大陸会議
「抵抗から権利の行使へ」
イシムチェ宣言

われわれ、この大陸の先住民族の子孫はグアテマラ、イシムチェに集い、2007年3月26日から30日(注1)にかけて、第三回大陸会議を開催した。次のように宣言する。

-テオティワカン宣言(2000年メキシコ)、そしてキトー宣言(2004年エクアドル)を再確認するものである。われわれの何千年にもわたる原則、補完性、相互性、二元性、そしてわれわれの領域への権利、母なる自然、自治そして先住民族の自決のための闘争を承認するものである。そしてここに大陸におけるパチャクティク(Pachacutik:回帰)の時代の再来を宣言する。5200年にわたるサイクルOxlajuj Baq'tunが終わり、新しいBaq'tunの扉に近づきつつあり、われわれはアビヤ・ヤラを「生命に満ちあふれた大地」にするための歩みを進めているのである。

-われわれは何世紀にもわたる植民地の時代を、そして今日はグローバリゼーションと呼ばれる新自由主義的政策が押しつけられる中に生き続けている。われわれの領域からの排除と略奪は続き、先住民族のすべてのスペースと生きるための手段は奪われ続けているのである。母なる自然は貶められ、貧困と移民が続いている。それは多国籍企業と政府が共に、先住民族の主権に対して組織的に介入していることによって生み出されている。
 
われわれは新しい時代の中で必要とされる挑戦にむけて準備を進めなければならない。そこで次のように宣言する。

-この大陸そして世界の先住民族の間での連携、また先住民族と社会運動との連携のプロセスを強固なものとし、新自由主義的政策とすべての形の抑圧に立ち向かっていくものであること。

-多国籍企業による虐殺が免責されていることで、大陸の先住民族が領域を略奪され続け、絶滅に追い込まれていること、国連が「先住民族の権利宣言」の実現に消極的であること、また「世界人権宣言」の完全な履行が保障されていないことに対する責任は、諸政府にあること。

-われわれが、領域と母なる自然からの共有の富に対して、先祖伝来の歴史的な権利を有することを承認するとともに、われわれの命をかけても、その権利が不可譲、不可侵であり、差し押さえの対象ともなることも、放棄することもできないことを再確認する。

-先住民族代表の直接の参加に基づく立憲議会による、国民国家の再構築、多民族国家の構築と異文化共生社会(sociedades interculturales)へ向けたプロセスを強化すること。

-国民国家の法的枠組みで承認されていなくとも、先住民族の自治と自決に向けた取り組みを進めること。

-先住民族の主権を侵害する自由貿易協定を拒否するとともに、新しい通商協定締結の動きに監視を続けること。

-食糧主権を守っていくこと、反遺伝子組み換え闘争への決意を再確認するとともに、世界の諸民族に対してわれわれの未来を確実にするためにこの運動への参加を呼びかけること。

-コミュニケーションの民主化のため、また先住民族そして異文化共生の促進のための特別な政策の施行を求める闘争を進めること。

-援助をばらまいて先住民族コミュニティに浸透し、自治的かつ正統な組織の分断を狙う、米州開発銀行、世界銀行などの政策に対して注意を呼びかけること。

先住民族の「よい生活」(注2)のために以下の点に合意するものである。

-先住民族の領域における、収奪的産業のための鉱物、石油、森林、ガス、水などの利用権認可を中止することを国際的な融資機関や政府に対して要求していくこと。

-米国ブッシュ政権による、メキシコ国境沿いの壁建設にみられるような排除的な政策、アビヤ・ヤラ先住民族の母なる自然からの共有の富を略取しようとする政策、そして拡張主義、好戦主義的計画と行動など、を強く非難すること。

-先住民族の権利を認めない、特にILO第169号条約を批准しない、あるいはその履行を保障しない、国民国家の政府の許し難い態度を強く非難すること。

-新自由主義政府によって行われているテロリズムと見せかけ民主主義を強く非難するものである。これは先住民族の領域の軍事化を進め、すべてのアビヤ・ヤラにおける先住民族の闘争や社会運動を「犯罪化」するものとなっている。


「抵抗から正統な権利を行使する力に向って 」という言葉を実践し、夢を実現するために

アビヤ・ヤラ先住民族大陸調整機関を設置する。そして、これを継続的な関係と交流のスペースとして、先住民族の経験と提案を共有して、共に新自由主義的なグローバリゼーションに対抗して行く。「よい生活」のために、先住民族として決定的な解放のための闘争を、母なる自然、領域、水、そして生きていくためのすべての自然の財産を守る闘争を続けてゆく。

このためのプロセスとして次の行動を計画する。

-女性、子ども、若者などの参加による先住民族の闘争と組織化プロセスの強化
-アビヤ・ヤラ先住民族女性会議とアビヤ・ヤラ先住民族青少年会議の開催を呼びかける
-資本主義によって引きおこされている災害から母なる自然を守り、地球温暖化の問題を訴える先住民族大陸行進を2007年10月12日(注3)に実施するように呼びかける
-先住民族の権利を擁護し保障するための先住民族による外交活動を強化する
-われわれの兄弟であるエボ・モラーレス・アイマ、ボリビア大統領のノーベル平和賞候補を支持する
-コカの葉を処罰の対象から外すことを要求する(注4)

「われわれの過去を夢み、われわれの未来を思い出そう」
イシムチェIximche’、 グアテマラ 2007年3月30日

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注1:3月26日はマヤ暦で「13の力を持つ夜明けの精」、3月30日は「4つの力を持つ鹿の精」の日
注2:「よい生活(vivir bien)」―「人や生き物と自然、全てが均衡を保って生きていく状態」
注3:10月12日はコロンブスによるアメリカ大陸「発見」の日であるが、先住民族運動はこの日を「先住民族の日」と捉えなおしている
注4:コカの葉はアンデス地域では伝統的に薬草として用いられてきた

(翻訳: 青西靖夫・新川志保子)

原文はこちら
http://www.iiicumbreabyayala.org/news/3
http://movimientos.org/enlacei/cumbre-abyayala/show_text.php3?key=9622
また開発と権利のための行動センターのHPに、先住民族大陸の報告会に利用した資料集を掲載予定
http://homepage3.nifty.com/CADE/

開発と権利のための行動センター
青西

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