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2007/09/10

グアテマラ選挙 動向

グアテマラ選挙 動向

 現地エル・ペリオディコ紙の報道
(WEB http://elecciones.elperiodico.com.gt/es/20070909/actualidad/43522/?tpid=175)によりますと、出口調査ではアルバロ・コロムが36.09%、オット・ペレスが29.16%の得票率との結果が出ており、この2者で11月4日に予定されている決選投票にもつれ込む可能性が濃厚となっています。
 ちなみにリゴベルタ・メンチュウは2.9%という結果がでているようです。

BBC-MUNDO のこちらの報道も参考にしてください
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/latin_america/newsid_6986000/6986418.stm#

 開発と権利のための行動センター
 青西

 ちなみに、私は本日よりグアテマラへ行きますのでしばらくブログの更新はお休みさせて頂きます。
 10月27日、28日の「横浜国際フェスタ2007」では27日(土)11時からグアテマラ報告会を行う予定です。 詳細は後日連絡します。

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2007/09/04

手を結ぶ鉱山-バイオ燃料利権(グァテマラ)

手を結ぶ鉱山-バイオ燃料利権(グァテマラ)
 
 グァテマラ国東部のポロチック川流域はこれまで経済開発から取り残されてきた地域です。しかし今、バイオ燃料の原料生産及び鉱山開発を目指して、いくつもの企業が手を結ぼうとしています。しかしながらこの地域はケクチ先住民族がコミュニティの権利と土地を守るための土地紛争が多発している地域でもあります。
 下に抄訳するインフォプレスの記事だけでは、今後どのような展開を見せるのかサダかではありませんが、行動センターの活動地域でもあり、今後の動向を注視していきます

http://www.sigloxxi.com/index.php?link=noticias¬iciaid=13769
http://www.inforpressca.com/


 以下はインフォプレス紙記事の抄訳1719号(Polochic: zona económica en ciernes 2007年8月31日より)
ポロチック流域の開発のために7つの機関が「ポロチック流域の持続的開発と自然資源の涵養のための財団」を組織することが決定された。この財団は、地域の開発と貧困の削減のための活動を行うとのことである。
参加する7つの機関は
1)グァテマラニッケル社(CGN):カナダのスカイリソース社の子会社
2)マヤニッケル社:オーストラリアの鉱山会社BHP Billitonの子会社
3)Chabil Utzaj:サトウキビの流通に従事するグァテマラ企業
4)Baleu, S.A.:ゴム生産に従事するグァテマラ企業
5)Inversiones de Desarrollo, S.A. ( INDESA ):アフリカヤシ生産を行うグァテマラ企業
6)Maderas El Alto, S.A:隣接するシエラ・デ・ラス・ミナスで木材生産に従事
7)ルイス・トゥルシオ・リマ財団:元ゲリラのフリオ・セサル・マシアスが率いる財団であるが、上記のINDESAやMadera El Altoと近い関係にあるとのことである。今回は土地紛争等の解決に協力することが求められているという。

 この地域は既に17の鉱山探査及び採掘の免許が認可されており、ニッケルを中心とした鉱山開発会社の触手が伸び、既に地域のコミュニティと問題を引きおこしている。
 その他にも水力発電計画を巡って、地域住民が農園から強制排除されるという事件も発生している。
 Chabil Utzaj 社は農民を土地から排除したとして、現地の農民組織であるCONICが告発している。

070904_polochic

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近づくグァテマラ総選挙

近づくグァテマラ総選挙
 
 グァテマラの総選挙が9月9日(日)に行われる。 
 2007年6月9日時点の選挙管理委員会(最高選挙裁判所)のデータによると、グァテマラの選挙人登録者数は599万人。うち20%が18-25歳の若者である。また2004年の選挙人登録者数は510万人であり、選挙人登録者数は約16%増加している。
 また今回より増加する投票所であるが、最終的に681の投票所が新たに設置されることになり、計2060の投票所数になるとのことである。(新聞報道の数字による)
 
 国際的には、今回の選挙で最も注目されたのは「グァテマラのための出会い(Encuentro por Guatemala)」という新政党を通じて大統領候補として出馬したリゴベルタ・メンチュウの動きであろう。グァテマラの歴史上初めての先住民族女性の大統領候補は、先住民族の政治参加の新しい第一歩を開くものである。しかしながらこれまでの事前調査では5-6%の支持にとどまっているとのことである。しかしグァテマラでも最も大きな農民組織であるCONIC(グァテマラ先住民族・農民全国調整委員会)も、リゴベルタ・メンチュウ支持を打ち出しており、農村部での投票所拡大もあいまって、どの程度の得票を集めるかは予断を許さない。

 大統領候補で現時点で高い支持を集めるのは「国民希望党(la Unidad Nacional de la Esperanza)」のアルバロ・コロムと「愛国者党(Partido Patriota)」のオト・ペレス・モリーノである。8月の時点の調査ではそれぞれ30.7%、27.7%という支持率が報道されている。現地の報道の雰囲気では、この二者で11月の決選投票にもつれ込むのではないかという感じである。
 ペレス・モリーノは1950年生まれの元軍人であり、軍の情報部のトップであったこともあり、内戦時における人権侵害への関与も指摘されている。和平協定締結には軍側の代表も務めている。
 前選挙では連立政党であった現与党のGANAの一部を構成していたが、その後、GANAを離れ、愛国者党として独自の政治活動を行っている。今回の選挙では、治安回復を第一に掲げ、そのために強硬な対策をとることを打ち出している。   
http://www.partidopatriota.com/index.php?option=com_content&task=view&id=25&Itemid=55
http://gsn.civiblog.org/blog/_archives/2005/3/26/2593575.html
http://www.elperiodico.com.gt/es/20070527/actualidad/40029/

 一方のアルバロ・コロムは1951年生まれ。叔父には1979年に軍によって暗殺された元グァテマラ市長のマヌエル・コロムがいる。1991年~97年にかけてのFONAPAZ(国家和平基金)での業務が評価されている。1999年の選挙には元ゲリラ勢力などの連合政党「新しい国家のための同盟(ANN)」の大統領候補として出馬。その後UNEを結成し、今回は2003年に続く大統領への挑戦である。政策的には、民主主義と社会的連帯に基づいた社会を基盤にした、持続的経済成長志向とまとめることができるであろう。教育などへの社会投資を拡大することを打ち出している。
http://www.elperiodico.com.gt/es/20070520/actualidad/39810/
http://www.une.org.gt/main.asp
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/latin_america/newsid_3239000/3239117.stm

 その他の注目すべき動きとしては、ここ数回の選挙ではその数を増加させていた自治体選挙における地方市民政党(Comité Civico) の数が減っていることがあげられる。前回選挙では186組織の参加がみられたが、今回は134に留まっているとのことである。これは2004年の選挙法の改定が参加を難しくしたとも言われている。 
http://www.prensalibre.com/pl/2007/julio/28/178338.html 
 もう一つには左派政党、元ゲリラ勢力などの分裂と弱体化をあげることができる。和平協定の締結主体であったURNGは政治的には衰退の一歩であり、ANNとURNG-MAIZの二つに分裂して選挙に参加している。また以前連携していたグループの一部はEGに流れている。南米諸国とは異なり、グァテマラでは左派勢力の躍進とはいかないようである。しかしUNEのアルバロ・コロムが大統領に就任した場合、チリのバチェレ政権のような中道左派政権と言えるであろうか。

http://elecciones2007.tse.org.gt/partidospoliticos/
http://www.elperiodico.com.gt/es/20070715/actualidad/41623/

開発と権利のための行動センター
 青西

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