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2007/10/06

グアテマラ選挙結果について

2007年グアテマラ総選挙について
 
 グアテマラ総選挙が9月9日に行われ、アルバロ・コロムを大統領候補に据えたUNE(国民希望党)が28.23%の得票率、続いてオットー・ペレス率いるPP(愛国者党)が23.51%と続き、この両者で11月4日の決選投票が争われることとなった。
 国際社会から注目を集めていたリゴベルタ・メンチュウ(グアテマラのための出会い党)は3.09%にとどまった。
 11月の決選投票、また来年以降の国会運営を考えても、どのように連立を組んでいくかが重要な点となるが、UNEにとっては連立は難しい選択であろう。その一方、PPはGANAを巻き込み、その後いくつかの政党を巻き込めば過半数に達することができる。またUNEは重要な票田である首都で集票力が弱く、PPの27.25%、GANAの23.84%に続く20.3%の得票率に過ぎない。この点からも決選投票でオットー・ペレス優位の声もある。
その一方UNEは地方自治体の首長を104の自治体で押さえたのに加え、地方自治体での支持拡大を目指している。これまでに計243の新首長の支持を取り付けたという(periodico紙20071005)
 今後に向けて重要な鍵を握るのはGANAであろう。都市部での票を維持し、国会議員も37人押さえ、更には地方自治体でもUNEに次ぐ第二党となっている。GANAの動向が決選投票の動向を握っていると考えられる。

 内戦終結後拡大していた地方市民政党(コミッテ・シビコ)の拡大傾向は終わり、19の首長選で選出されたのみであり、前回の27自治体から大きく後退している。

左派が躍進した南米諸国などと較べ、グアテマラでは左派の衰退も続いている。前回選挙では元ゲリラ勢力などによるANNが4議席、URNGが2議席を確保したが、今回はURNG-MAIZが2議席を獲得したに留まり、またやはり元ゲリラ勢力によるANNは一議席も取れることなく政党として消滅することとなった。
 中道左派とみられるEGは、前回選挙でANNから出馬したニネット・モンテネグロを全国区のトップに据え、都市部を中心に4議席を確保した。しかし自治体選挙含め、地方での票は伸びず、支援に動いた農民組織も地方選挙における動員力の弱さを再確認することとなった。

 青西

Resultadosele

 
 

 

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