« バイオ燃料関連 アフリカへ寄り道 2 | トップページ | 「グアテマラへようこそ」の紹介 »

2007/11/11

グアテマラにおける養子-人身売買問題

グアテマラにおける養子-人身売買問題

 以前「グアテマラへようこそ」のメールマガジンで紹介されましたが、グアテマラにおける「養子」あるいは「人身売買」、国内外で大きな問題となっております。  

 しかし11月11日付のペル・ペリオディコ紙の記事によると、2007年における米国人によるグアテマラの子どもの養子は前年に較べて15%増加し4758人にのぼっているとのこと。米国政府はグアテマラから養子を取らないように勧告しているにもかかわらず増加しているということに驚かされます。

 記事では「ハーグ条約が発効する1月1日前に駆け込みで届けを進めているのだろう」との国家法務機関(Procuraduria General)報道官の声を伝えている。

  http://www.elperiodico.com.gt/es/20071110/actualidad/45561/ 

 またストリートチルドレンの保護などに取り組んでいるグアテマラのカサ・アリアンサは、10月12日の声明文において、ワシントンの米州人権委員会に対して、養子制度における不正について提訴したことを伝えている。グアテマラの子どもの権利を保障するために、養子手続きにある子どもたちを守るために予防措置を取ること、現在審議中の養子法の採択プロセスをモニタリングすることなどを求めている。(CASA ALIANZA 声明文より抜粋)

 来年以降は米国での養子にはハーグ条約に則った手続が要求されることとなり、グアテマラの国会でもハーグ条約に見合う規定を盛り込んだ養子法の改正案が審議されているが、審議は遅れている。

注)ハーグ国際私法会議で締結された条約の一つに「国際養子縁組に関する子の保護及び国際協力に関する条約」が含まれている。

(CONVENTION ON PROTECTION OF CHILDREN AND CO-OPERATION IN RESPECT OF INTERCOUNTRY ADOPTION) http://www.hcch.net/index_en.php?act=conventions.text&cid=69 

  開発と権利のための行動センター

 青西

 以下、「グアテマラへようこそ」メールマガジンより抜粋

  グアテマラの子どもの100人に1人がアメリカへ 

http://blog.mag2.com/m/log/0000151310/108453823.html

  グアテマラでの人身売買         

http://blog.mag2.com/m/log/0000151310/108704133.html

 

1-2 グアテマラの子どもの100人に1人がアメリカへ (07/04)

グアテマラは米国の養子の巨大な供給源となっており、昨年一年間で4135人のグアテマラ出身の子どもが養子となっている。この数字は中国の子どもの6493人に次ぐものである。

  http://www.miamiherald.com/579/story/62757.html

 実にこの数字はグアテマラで生まれる子どもの100人に1人が米国での養子となっているということを示している。

 マイアミヘラルド紙によると(07/04/03)、養子という名目となっているものの、グアテマラ国内で子どもは680ドル~1360ドル、時には9500ドルという値段で取引され、更には手続きを行っている公証人が取引のブローカーとなり、高額の謝礼を受けてとっているとのことである。

 この記事の中でもユニセフがグアテマラをこの中南米諸国の中でも最も規制が緩い国であると指摘しており、米国政府もグアテマラからの養子を取らないように勧告しているとのことではある。

  http://www.miamiherald.com/416/story/62507.html(ビデオもあり)

 http://www.elperiodico.com.gt/es/20070317/actualidad/37812/

2-1 グアテマラでの人身売買     (07/06)

 以前、グアテマラの子どもの100人に1人が米国への養子になっている話しを紹介しましたが、この話しの裏にある人身売買関連のニュースがいくつか報道されています。

 人権擁護事務所の報告によると2006年には毎月50人の子どもの誘拐が発生。これが増加傾向にあるとのこと。幼児が道ばたで強奪されるケースが多発しているとのこと。

 また幼児の取引に関わっていた人物がリンチにあうという事件もあちこちで起きているよう。ある記事では子どもが5万ケッツアル(約75万円)で売られていたという記述もあり。

 エルサルバドルの子どもがグアテマラ経由で、米国に偽造の文書で連れ出されようとしていたという報道もあり。

 この話も少し継続的にフォローしていきたいと思います。

http://www.prensalibre.com/pl/2007/junio/23/175173.html

http://www.elperiodico.com.gt/es/20070625/actualidad/41033/

http://www.prensalibre.com/pl/2007/junio/27/175495.html

|

« バイオ燃料関連 アフリカへ寄り道 2 | トップページ | 「グアテマラへようこそ」の紹介 »

グアテマラ」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50657/17040759

この記事へのトラックバック一覧です: グアテマラにおける養子-人身売買問題:

» グアテマラへようこそ 38号発行 -養子法成立 [行動センター]
 開発と権利のための行動センターでも協力しております、「グアテマラへようこそ」の [続きを読む]

受信: 2007/12/16 10:24

« バイオ燃料関連 アフリカへ寄り道 2 | トップページ | 「グアテマラへようこそ」の紹介 »