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2007/12/16

ボリビア新憲法案 成立

 12月9日に、制憲議会で承認されたボリビアの新憲法案が15日エボ・モラーレス大統領に引き渡されました。今後、国民投票による承認を待つこととなります。

 新憲法案は次のような点を定めています。
-国としての統合的プロセスの中における多元性、政治・経済・法的・文化的・言語的多様性に依拠する。
-国家的統一の中での先住民族(ネーションと民族)の自決権を保証する。
-スペイン語及び36の先住民族言語を公用語と定める。
-国家は多元社会における次の倫理的-モラルの原則を促進する。ama qhilla, ama llulla, ama suwa (怠けず、嘘をつかず、泥棒をしない), suma qamaña (よく生きる),
ñandereko (調和的な生活), teko kavi (よい生活), ivi maraei (悪いもののない土地) y qhapaj ñan (高貴なる道)
-平和国家であり、平和の文化と平和への権利の促進
-国家間の紛争解決の手段としての武力の行使をしない。(自衛権を留保)
-3つの民主主義(直接・参加、代議制、コミュニティ)
-水と食糧への権利。安全で適切かつ十分な食糧を国民に保証する国家の責務
-広範な先住民族の権利の承認(第30条)
など
Pdfバージョンは次のサイトからアクセスできます。
http://www.abi.bo/index.php?i=noticias_texto_paleta&j=20071215190116&k=
(そこからダウンロードしたファイルをこちらに入れておきます。>>>

今後、土地所有面積の上限を定める点と、新憲法案の承認が国民投票にかかるようです。

 しかし憲法案を審議していた制憲議会は、反対派が欠席し、255人の議員のうち164人しか参加しないという状況で採択されました。こうした状況の中、もともとモラーレス政権に対する反対勢力であった低地4県は、独自の自治憲章を採択し、自治県宣言に向かっています。しかし4県でも自治の位置づけには違いがあるようであり、サンタクルス県が最も強硬な態度をとっているよう。 その一方で、低地の先住民族組織は、憲法改正案への支持を表明しているようです。
http://www.eldeber.com.bo/2007/2007-12-15/autonomia.php


 開発と権利のための行動センター
 青西
 まだはっきりしない点もあるので、今後文面の修正の可能性もあります。(念のため) 憲法案は、ABIサイトのものと、ダウンロード用に当サイト内にいれたものはバージョンが異なるかと思います。  ABIは一度削除後、修正して再度アップしたようです。  

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