グアテマラ鉱山開発関連
グアテマラ鉱山開発関連
1) 青酸化合物を運搬していたトレーラーがトトニカパン県内のインターアメリカン道路を通行中に横転。サンマルコス県のマルリン鉱山における金の精錬に利用するために青酸化合物を運搬していたものとのこと。
容器には被害がなく、容器外への漏出はないとのことではある。しかし事故の一週間後にしか報道されないというのは、どういうことなのか。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/febrero/05/217830.html#
2) 石油採掘現場からの有毒ガス問題
アルタ・ベラパス県のサリーナス・ヌエベ・セーロス農園は2007年に自治体保護区に制定されたものの、近郊の石油採掘現場から漏れ出す有毒ガス汚染に直面している。
1971年に北部資源社によって探査が行われたのち、80年代初頭にフランス系のエルフ・アキテーヌが3年間に渡って石油を採掘。その後24年間にわたって放置されてきたという。2005年にベルシェ政権はペトロ・ラティーナ社に対してこの地域の開発権を認可したものの、現在も原油の採掘は行われていないという。
既にこの有毒ガスについては環境資源省及び保健省において調査が行われ、13ppmの硫化水素の発生が確認されていると
いう。(注:許容濃度は5ppm)
http://www.elperiodico.com.gt/es/20080121/investigacion/47708/
*この石油開発にみるように、開発権を与えられて、採掘をしたあとの環境への悪影響に対して誰も対策を取ることも出来なければ、企業に改善を命令することもできていない。上記の記事の写真で見る限り、硫化水素の放散以外にも、水系の汚染などを引き起こしている事が想像される。適切なモニタリングもできず、必要な対策も取れないままに、地下資源の開発を認可し続けることの危険性はここでも明らかであろう。
一方、ペ゚トロ・ラティーナ社は、地域住民の反対や土地所有権者である自治体当局と借地料を巡って合意に達しておらず、採掘が出来ない状況にあるという。
また地域の住民組織は豊かな自然が残され、マヤの聖地であり、発掘されつつある遺跡も存在する、この地域における石油開発の中止を求めるとともに、地域住民による管理を求めている。
http://www.oilwatchmesoamerica.org/index.php?option=com_content&task=view&id=1253&Itemid=69
3) 環境影響評価を巡る問題
プレンサ・リブレ紙(2008/1/29)によるとフェラテ新環境大臣は、環境影響評価の規定を一部見直した政令の見直しを示唆している。これはベルシェ政権はその任期終了直前に環境影響評価に関する政令を改悪し、1月15日に発効したものである。しかし環境団体などは、フェラテ新環境大臣がどのように見直しをするのか明らかにしていない点、そもそもベルシェ政権期に改悪されたとして批判を受けている環境影響評価規定(431-2007)の全般的見直しを行うのかどうか、などに触れていない点で不十分と見ている。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/enero/29/216967.html
*しかしグアテマラの政治家に地域住民が不信感を持つのも理解できる話である。先住民族への協議をどのように実現していくのか、というのが重要な課題であるときに、退陣直前に逆に、環境影響評価に関わる参加のスペースを閉ざすような改悪をしていくとはなんとも姑息な態度である。ちなみにこの政令は「住民を関与させなければならない」という規定を「住民に対して、公的な参加を与えることができる」というものに変えるものであった。2003年の規定(政令 23-2003)から431-2007でどのような改定が行われたのかはまだ読んでいないので、後日。
4) カナダのスカイ・リソース社、イサバル県のニッケル鉱山開発への投資先送り
イサバル県でニッケル鉱山の再開発を目指していたスカイ・リソース社は国際的な投資環境の悪化から、本格的な採掘に向けての投資を先送り。(2008/1/31、プレンサ・リブレ紙、ペリオディコ紙)
http://www.prensalibre.com/pl/2008/enero/31/217483.html
*もともと採掘免許の認可における地域住民との協議プロセスに問題があり、ILOからも土地問題や協議について勧告を受けていたプロジェクトであるので、この機に新政権内部で再考が行われることが望まれるものである。
開発と権利のための行動センター
青西
1) 青酸化合物を運搬していたトレーラーがトトニカパン県内のインターアメリカン道路を通行中に横転。サンマルコス県のマルリン鉱山における金の精錬に利用するために青酸化合物を運搬していたものとのこと。
容器には被害がなく、容器外への漏出はないとのことではある。しかし事故の一週間後にしか報道されないというのは、どういうことなのか。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/febrero/05/217830.html#
2) 石油採掘現場からの有毒ガス問題
アルタ・ベラパス県のサリーナス・ヌエベ・セーロス農園は2007年に自治体保護区に制定されたものの、近郊の石油採掘現場から漏れ出す有毒ガス汚染に直面している。
1971年に北部資源社によって探査が行われたのち、80年代初頭にフランス系のエルフ・アキテーヌが3年間に渡って石油を採掘。その後24年間にわたって放置されてきたという。2005年にベルシェ政権はペトロ・ラティーナ社に対してこの地域の開発権を認可したものの、現在も原油の採掘は行われていないという。
既にこの有毒ガスについては環境資源省及び保健省において調査が行われ、13ppmの硫化水素の発生が確認されていると
いう。(注:許容濃度は5ppm)
http://www.elperiodico.com.gt/es/20080121/investigacion/47708/
*この石油開発にみるように、開発権を与えられて、採掘をしたあとの環境への悪影響に対して誰も対策を取ることも出来なければ、企業に改善を命令することもできていない。上記の記事の写真で見る限り、硫化水素の放散以外にも、水系の汚染などを引き起こしている事が想像される。適切なモニタリングもできず、必要な対策も取れないままに、地下資源の開発を認可し続けることの危険性はここでも明らかであろう。
一方、ペ゚トロ・ラティーナ社は、地域住民の反対や土地所有権者である自治体当局と借地料を巡って合意に達しておらず、採掘が出来ない状況にあるという。
また地域の住民組織は豊かな自然が残され、マヤの聖地であり、発掘されつつある遺跡も存在する、この地域における石油開発の中止を求めるとともに、地域住民による管理を求めている。
http://www.oilwatchmesoamerica.org/index.php?option=com_content&task=view&id=1253&Itemid=69
3) 環境影響評価を巡る問題
プレンサ・リブレ紙(2008/1/29)によるとフェラテ新環境大臣は、環境影響評価の規定を一部見直した政令の見直しを示唆している。これはベルシェ政権はその任期終了直前に環境影響評価に関する政令を改悪し、1月15日に発効したものである。しかし環境団体などは、フェラテ新環境大臣がどのように見直しをするのか明らかにしていない点、そもそもベルシェ政権期に改悪されたとして批判を受けている環境影響評価規定(431-2007)の全般的見直しを行うのかどうか、などに触れていない点で不十分と見ている。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/enero/29/216967.html
*しかしグアテマラの政治家に地域住民が不信感を持つのも理解できる話である。先住民族への協議をどのように実現していくのか、というのが重要な課題であるときに、退陣直前に逆に、環境影響評価に関わる参加のスペースを閉ざすような改悪をしていくとはなんとも姑息な態度である。ちなみにこの政令は「住民を関与させなければならない」という規定を「住民に対して、公的な参加を与えることができる」というものに変えるものであった。2003年の規定(政令 23-2003)から431-2007でどのような改定が行われたのかはまだ読んでいないので、後日。
4) カナダのスカイ・リソース社、イサバル県のニッケル鉱山開発への投資先送り
イサバル県でニッケル鉱山の再開発を目指していたスカイ・リソース社は国際的な投資環境の悪化から、本格的な採掘に向けての投資を先送り。(2008/1/31、プレンサ・リブレ紙、ペリオディコ紙)
http://www.prensalibre.com/pl/2008/enero/31/217483.html
*もともと採掘免許の認可における地域住民との協議プロセスに問題があり、ILOからも土地問題や協議について勧告を受けていたプロジェクトであるので、この機に新政権内部で再考が行われることが望まれるものである。
開発と権利のための行動センター
青西
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