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2008/02/26

遺伝子組み換え樹種の禁止を求める

遺伝子組み換え樹種の禁止を求める

 2月18日から22日にかけて、ローマで開催された生物多様性条約・科学技術助言補助機関(SBSTTA)の会議において、世界各国の150を超える環境団体・市民団体が、遺伝子組み換え樹種の利用禁止をSBSTTAの勧告に盛り込むことを要請しました。
 国際的な環境団体である「熱帯雨林行動」等は遺伝子組み換え樹種の利用が森林の生物多様性を脅かす危険性を指摘し、生物多様性条約が遺伝子組み換え樹種を禁止することを求めています。
 http://www.wrm.org.uy/actors/BDC/SBSTTA13/index.html 
(英・西で情報あり)
 この会議は5月19日から30日にかけてドイツで開催される生物多様性条約・第九回締結国会議(COP9)に先だって行われてたものです。遺伝子組み換え樹種は、温暖化対策の一環として、二酸化炭素固定能力の高い樹種の開発やバイオ・エタノール生産原料としても注目されつつあり、環境団体としては、COP9に向けてSBSTTAの勧告が後退しないように警告しています。
 日本国内においては、2007年6月に当時の安倍内閣が定めた成長戦略である「イノベーション25」の中で、「環境保全に貢献するスーパー樹木の開発」が掲げられており、既に同年3月から「遺伝子組換えポプラの隔離ほ場試験」が開始されています。しかし、実際の利用には生態系のかく乱を防止するために、花粉発生を抑制することが不可欠となっています。
 しかしこの点についても「熱帯雨林行動」は、「樹木の寿命が長期にわたるため、花粉発生を抑制しても、20年、30年後の変異の危険性を否定できないこと」、「花粉の飛散範囲が広く、広範囲の生態系に影響を及ぼす可能性がある」ことを指摘しています。
 2月25日現在、生物多様性条約の公式サイトではSBSTTAの最終的な勧告は公表されていません。  http://www.cbd.int/sbstta13/

 開発と権利のための行動センター
 青西

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