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2008/03/12

グアテマラへようこそ メールマガジン 第41号

開発と権利のための行動センターでも発行に協力している「グアテマラへようこそ メールマガジン」の第41号が発行されました。
購読はこちらのサイトから
 http://homepage2.nifty.com/Guatemala/index.htm
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 グアテマラへようこそ ●目次●
●1 グアテマラ短報
1-1 みえてこない「マヤの顔」
1-2 「無法地帯」のバス
1-3 保護区と農民運動
1-4 人権活動家への圧力-リオ・ネグロ
1-5 軍の機密文書が遂に公開へ 
1-6 国連人権高等弁務官事務所がグアテマラの人権状況報告書提出
●2 情報あれこれ-インターネットから
2-1 開発と権利のための行動センターのブログから
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●1 グアテマラ短報
1-1  みえてこない「マヤの顔」
 グアテマラ大統領アルバロ・コロムはその就任演説でも「マヤの顔をもった」社会民主主義を標榜していました。しかし就任から2ヶ月が経つにもかかわらず、「マヤの顔」は見えてこない。先住民族組織からは疑問を呈する声が出ています。
 3月3日のプレンサ・リブレ紙の記事によると大臣、副大臣合わせ計51人の中にマヤ民族出身者はわずかに3名。こうした批判に対してコロム大統領は「数の問題」ではない、と語っているとのことですが、「参加によって」計られるべきだという反論もあります。また「先住民族を入れることで、公共政策に変化を引き起こすことができる」という声もあります。
 http://www.prensalibre.com/pl/2008/marzo/03/223032.html
 3月11日の記事においても、先住民族組織の代表であるアントニア・ブチは「見せかけだけに過ぎない。マヤの顔は存在していない」と批判しています。一方、政府広報官は「閣僚の中に先住民族出身者を入れることが代表性を保証するものではない」と述べているようです。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/marzo/11/225551.html

3/13 追記:3/11の記事のもととなっているフォーラムの声明文がみつかりましたので以下リンクを紹介
 Guatemala: Foro cuestiona “Rostro Maya” en el gobierno de Álvaro Colom http://www.servindi.org/archivo/2008/3581
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1-2 「無法地帯」のバス
 2月29日夜、グアテマラ・シティからエルサルバドルへ抜ける街道でバスが崖に転落し、55名の死者がでました(死者数3月4日時点)
 いくつかの報道によると、このバスの運転手はバス運転のための免許を有さず、保険にも入らず、またバスは定員オーバーでした。更にはバスはそもそも正式に登録されていなかったとのこと。
 また3月5日のプレンサ・リブレ紙の記事によると、事故以来900人の運転手の免許を確認し、その結果150人が処罰され、うち39人は有効な免許を有さず、4人が飲酒、2人が未成年・・・こうした報道の間にまた別の事故が起き・・・運転手は逃亡。
 http://www.prensalibre.com/pl/2008/marzo/05/224435.html他
<私自身乗っているバスが事故を起こしたことが数度ありますが、やはり危ないバスからは降りる判断も必要でしょう。とにかく危ない運転手がいます。
しかし近年、乗客が運転手に対して安全運転を要求する雰囲気が出てきています。これは重要な変化です。>

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1-3 自然保護区と農民運動
 2月14日、グアテマラ東部で土地運動などを行っていたケクチ民族系の農民グループのリーダーが逮捕されました。容疑は私有地や自然保護区における略取や器物破損などと言うことです。これに対して農民グループが反発し、一時警官を拘束するという事件も起きました。
 裁判は行われていないにもかかわらず、報道はこのリーダーを犯罪者と決めつけ、保護区を破壊したとの報道を続けました。住民側は保護区の制定以前からこの土地に生きていること、訴えを起こした人物がそもそも土地を違法に入手したことなどを訴えています。
 
 この事件についてはグアテマラ国内で非常に偏った報道がなされ、地域のケクチ民族への差別や民族対立を引き起こすことが懸念されます。
 関連情報はこちら。http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2008/02/post_f9a9.html 

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1-4 人権活動家への圧力-リオ・ネグロ
 バハ・ベラパス県、リオ・ネグロで内戦期の軍部による人権侵害を告発してきた「新しい希望財団」の理事長ギジェルモ・チェン氏の家に3月5日銃弾が撃ち込まれるという事件が発生しました。
 現在、リオ・ネグロにおける虐殺に関する責任を問う裁判も進行中。
 アムネスティ・インターナショナルが緊急行動を行っています。
 http://amnesty.org/en/library/asset/AMR34/006/2008/en/bd3ae57a-ec73-11dc-9a27-819d7db3035f/amr340062008eng.html
-「新しい希望財団」のサイトはこちら
  http://www.fne.cosmosmaya.info/
-リオ・ネグロにおける内戦期の虐殺事件についてはMiMundo.orgが記事を
アップしています。
 日本語翻訳ページ「チショイ・ダムとリオ・ネグロの大虐殺」
  http://mimundoj.blogspot.com/2007/08/blog-post.html

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1-5 軍の機密文書が遂に公開へ
  2月25日、「内戦被害者の尊厳の日」にコロム大統領は軍の全て
の文書を公開することを表明。これまで2年にわたって警察で発
見された文書の分析・保存作業をすすめていた人権オンブズマン
事務所が軍の文書解析と保存に協力する方向。
http://www.prensalibre.com/pl/2008/marzo/05/224445.html

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1-6 国連人権高等弁務官事務所がグアテマラの人権状況報告書提出
 グアテマラに設置されている国連人権高等弁務官事務所が、報
告書を提出。この報告書にはグアテマラの人権状況及び事務所の
活動について記載されています。ダウンロードはこちら
http://www.oacnudh.org.gt/documentos/informes/2008351125360.A.HRC.7.38.Add.1_sp.pdf
(直接開かない場合は、http://www.oacnudh.org.gt/から3月5日の
Comunicadoに入り再度開いてみてください)

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●2 情報あれこれ
2-1 開発と権利のための行動センターから
A)2/29にグアテマラ関連情報を掲載しました。
 自然保護区と農民 /歪められた現地報道
   http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2008/02/post_f9a9.html
B)最近の記事一覧はこちら
 http://homepage3.nifty.com/CADE/

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