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2008/04/24

ボリビア、サンタ・クルス県での「住民投票」まであと4日

5/1   BBC-Mundoが特集サイト
  http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/specials/2008/referendo_bolivia/default.stm

4/30 追記  
  米州機構の仲介の努力にもかかわらず、サンタクルス県の自治推進派は交渉テーブルにつくことを避けており、5月4日までに交渉が実現することは難しそうな情勢である。違法なプロセスで進めている「住民投票」について国際的な支持が得られない中で、投票前に交渉するのは得策ではないと自治推進派は考え、既成事実を積み上げていくつもりなのであろう。


ボリビア、サンタ・クルス県での「住民投票」まであと10日

 ボリビア東部のサンタ・クルス県で5月4日に予定されている、自治憲章承認のための「住民投票」まであと10日となりました。モラーレス政権は、憲法に基づかない「自治」であること、また「住民投票」の手続きが現行法に則っていないことなどを踏まえ、この「住民投票」は拘束力を持たない、意識調査に過ぎないと見なしています。その上で、「住民投票」の実施を妨げない方針を打ち出しています。また米州機構やEUは既に選挙監視団等の派遣を行わないことを明らかにしています。その上で米州機構は暴力的な対立を避けるためにも、早急な対話を呼びかけています。(1)一方、サンタ・クルス県の自治推進派の野党の議員はコロンビア、メキシコを訪問し、人道ミッションの派遣を要請しているとのことです。
 しかしサンタ・クルス県の自治推進派の中にも今回のプロセスの違法性や自治憲章案を非民主的な性格などを問題視する動きもあります。(2) 
 東部の先住民族組織などは、「住民投票」に向けてデモ行進を組織することを表明していましたが、暴力的な衝突を避けるために見送る方針を現時点は打ち出しているようです。
 
 モラーレス大統領はBBCとのインタビューの中で、自治を進めるためには、まず憲法を改正し、その上で手続きを踏んで自治を進めることが必要であると語っています。また問題の本質は「自治でも、自治憲章でもなく、エボ・モラーレスなのだ」、「先住民族の農民が大統領であることが受け入れられないのだ」、「歴史を振り返れば、寡頭支配層が国の政治権力を失った時、いつも連邦主義を巡る闘争が起きている。そして政権を回復すると自治など忘れてしまう」と語っています。(3)

(1)http://www.oas.org/OASpage/press_releases/press_release.asp?sCodigo=C-143/08
(2)http://ftierra.org/sitio/index.php?option=com_content&task=view&id=149&Itemid=130
(3)http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/latin_america/newsid_7361000/7361728.stm
他 ABIの情報などによる

その他ボリビアの状況については右のカテゴリーの「ボリビア」からお読みください。

 開発と権利のための行動センター
 青西

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