開発と権利のための行動センターから
常日頃、行動センターのブログを訪問してくださりありがとうございます。
行動センターは、グアテマラにおける先住民族の権利の尊重に基づく開発を目指して活動を続けてきました。グアテマラでは先住民族組織をカウンターパートに先住民族の自然資源への権利の確立を目指したプロジェクトを実施中です。
それと並行して、グアテマラの先住民族の状況にとどまらず、中南米における先住民族の状況や社会問題、環境問題、そしてそれらに対する社会運動についても、できる限り情報を収集し、発信してきました。現地での活動を続けていく上で、私たち自身が、情報を共有していく必要もありますが、そこにとどまらず外部に向けて情報を発信していく必要を感じているからです。
日本に生活していると中南米のニュースに触れることはほとんどありません。市場経済の広がりの中で、大豆やサケやコーヒーや鉱物資源などを通じて、また日本からの様々な商品の輸出を通じて、私たちと中南米の人々のつながりは日々強まっているにもかかわらず、情報の行き来は非常に限られていることを感じます。日本で普通に生活をして、一般の新聞を読んでいても、中南米の先住民族の状況についてのニュースを目にすることなどほとんどないでしょう。
その一方で、インターネットを通じて、中南米から、また欧米からNGOや運動体、オータナティブメディアを通じて発信される情報は、日々増え続けています。現地の状況をウオッチングする組織があり、人々の抱える問題や権利の侵害について情報を発信し、情報を共有し、それに対する共感をもとに、活動を起こしていく。国境を越えて、人々のつながりがより深まっていく可能性が広がっています。
しかし日本の状況はだいぶ異なるように思われます。使用言語が異なるということもあるのでしょうが、現地の状況、現地の声は非常に希薄です。大手のNGOなどのサイトを見ても、現地の社会問題などの報告やニュースは限られているようです。もともと「援助」という色が強いところはさておき、そうではないと思われるところでも、国内での活動の基盤となるであろう、現地の声、人々の声は伝わってきません。どうも、一つには「大手」は、資金源ともなりやすいのであろう、企業の社会的責任(CSR)や行政向けの活動に追われ、小さいところは、自己財源を確保するために「会報」外に情報を出しにくいという実情もあるのではないかとも思います。
情報の発信には様々なあり方があり、インターネットで情報を発信することが全てではないのはもちろんです。しかし欧米のNGOなどが、現地組織による情報発信を支援し、また現地組織と連携して現地調査を行い、報告書を公開し、そうした情報に基づきながら、現地の運動とつながり、支援を展開しているのとは大きなギャップがあるように感じます。
知ることから、行動へ
上に書いたようなことを考えながら、現地の状況とともに、関係する資料やサイトの紹介などもしつつ、このブログに記事を掲載しています。少しでも情報を伝え、パイプを太くして、そして何かしらの行動につなげていくことを目指しています。しかしながら行動に関しては、現時点では当初から行っているグアテマラでの活動に限定しています。
今後、これまでこのブログに掲載してきたような情報をふまえ、現地での調査や報告、そして何かしらのアクションを展開していきたいと考えています。参加頂ける方、ご協力いただける方、連携して現地調査を行おうという提案などお待ちします。具体的には次のようなテーマを現在検討しています。
ボリビアでの現地調査:グアラニ先住民族の現状と東部地域土地問題及び住民参加型保護区管理
アルゼンチン:大豆と地域農業
パナマの自然保護区また鉱山開発と先住民族
開発と権利のための行動センターの会費・寄付金口座はこちら
郵便振替口座 00230-5-131472
口座名 :開発と権利のための行動センター
補足: 開発と権利のための行動センターのグアテマラでの活動
<先住民族の自然資源への権利確立のためのプロジェクト>
A)かながわ民際協力基金をうけてのイサバル県での先住民族コミュニティによ
る自然保護区管理に向けての組織強化
B)アーユスの「パートナーシップ支援」
CONICをカウンタパートとして、上記目的に対する対応能力強化を目指しています。
| 固定リンク
「行動センターからのご案内」カテゴリの記事
- ペルーにおける先住民族運動への弾圧に対して(2009.06.10)
- お知らせ(2009.06.16)
- 6月20日は南米勉強会第六回:「ラテンアメリカにおける”社会運動”の政治的影響力とその限界」(2009.06.10)
- 6月7日:好評のため追加開催「コロンビアの先住民族の人々とともに」(2009.05.24)
- 行動センターの活動を紹介した新しいパンフレット(2009.06.03)


コメント