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2008/09/13

パナマ:侵略をうけるナソ民族のテリトリー

 現地からの報告の翻訳です。
「植民地主義のもとにおかれるナソ民族」(08/09/13)

 残念なことに今朝は「Buenos dias」と言うことはできません。私の、ナソ民族は、今、メデジン公企業(EPM)の操業によって深刻な危機に直面しているからです。
 私たちが先祖から引き継いできた土地を奪い取ろうとする、この厭わしく、恥知らずの犯罪者たちは、強引に私たちナソのテリトリーのボノ村に、重機やその他の機械設備を持ち込み、工事を継続しようとしているのです。これは非常に深刻な状況です。EPMは私たち先住民族の人権とテリトリーを侵害しているのです。強い圧力をかけて、私たちが受け継いできたものを奪い去るための歩を進めています。
  
 その一方でこの9月9日、グアテマラのアンティグアでの水法廷において、この企業の責任者たちは、政府、ナソ民族リーダー及びそのアドバイザーと歩み寄るプロセスをとるという決定に署名をしているのです。アンティグアで、9日に署名をし、同意内容を履行することを約束しておきながら、その2日後には、その約束を反故にする行為を取っていることは許し難いことです。

 しかし私たちはこの企業が行っている圧力に対して決して屈しません。私たちの権利を守るために最後まで訴えていきます。ナソ民族は、パナマ政府に対して、この企業に対して、私たちの権利と受け継いできたものをもてあそぶことを許さないということを示していきます。私たちが受け継いできたもの、テリトリーは、取引の対象ではないし、売り物でもありません。安い商品の取引ではなく、私たちの生活そのものなのです。

 エリセオ・バルガス(Eliseo Vargas Jr /Fundación Naso)

 *Empresas Publica de Medellín はラテンアメリカ水法廷の支援で結んだ合意を破っているだけではなく、「パロ・セコ保全林」の利用許可も得ていません。この企業はナソのテリトリーを侵害しているだけでなく、パナマの環境法にも違反しています
  (Alianza para la Conservación y el Desarrollo 付記)

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