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2008/10/07

チリのサケ養殖問題

  チリのサケ養殖については今年の春に二度ほどこのブログでも触れました。[1][2]
 サケ養殖業の社会・環境的な問題を訴えてきている“Sin Miedo contra la Corriente”のサイトの情報によると現在でもチリではISA:感染性サケ貧血症ウイルスの影響で減産が続き、第10州、第11州だけで今年に入って8つのサケ養殖業者が3000人を解雇。このほかにも報告されない解雇や、間接的な雇用を入れると、影響を受けている世帯は更に広がっているとのことである。また現在の状況を引き起こすことにつながった養殖業界の活動の改善、規制の強化を行うことなく、これ以上他地域への移動を認めるべきではないと訴えている。[3]
 こうした状況の中、9月22日チリのNGO、Centro Ballena AzulやFundación Terramまた国際的な環境NGOであるOceanaやWWFなどはあらためて政府に対して、チリのサケ養殖の認可のモラトリアムを要請した。パタゴニアの沿岸はその生態系からもまた文化的にも重要なものであり、保全と持続的な利用が求められているにもかかわらず、サケ養殖業は生態系の保全を保証するだけの十分な条件がないままに進められいる。養殖を推進すべきかどうか、適切に決定できる規制や制度が確立されるまで、新しい水産養殖の認可を進めるべきではないと要請している。 [4]
  開発と権利のための行動センター
  青西 

[1]オックスファム:チリにおけるサケ養殖に関するキャンペーン
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2008/02/post_694d.html
[2] 「チリのサケを巡る議論(08/04/03)」 http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2008/04/post_d05f.html
[3]Crisis en la industria salmonera deja miles de trabajadoras y trabajadores cesantes
 http://www.contralacorriente.cl/archivos/29_de_agosto-Cenda.pdf
[4] Carta suspensión concesiones acuícolas
 http://www.contralacorriente.cl/archivos/Carta_.pdf
ONGs se suman a campaña internacional por moratoria salmonera en Chile  http://www.ecoceanos.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=7054 

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