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2008/10/22

ボリビア:新憲法承認のための国民投票へ

  現地10月21日、国会にて新憲法承認のための国民投票法が採択されたのに続き、モラーレス大統領はムリージョ広場に結集した大規模なデモ隊を前に、法を公布。2009年1月25日に新憲法承認を問う国民投票が実施されることとなりました。モラーレス大統領は人々とともに新憲法制定に向けた着実な前進を祝しました。
 9月11日の農民虐殺事件以降進められた対話の成果は、国会に引き継がれ10月11日から4党の代表によって新憲法案の修正に関する議論が続けられていました。この結果、全ての修正点について、与野党の合意が形成され、100カ所ほどの修正がなされたとのことです。国会では、まず制憲議会で採択された新憲法案を国会で修正するために、制憲議会の設置について定めた憲法第232条の解釈法を採択。その上で新憲法案を修正した上で、国民投票法を採択しました。大農園の土地面積上限について定める第398条については、5千ヘクタールと1万ヘクタールの2案を併記して、国民に問うこととなります。しかし土地面積に関する規定の適用は先送りする方針も同意されているようです。
 最後まで対立点となっていた再選規定については、モラレス大統領が新憲法下では1期のみに出馬するという方針を明言し、合意に達しました。また新憲法が承認された場合には、最初の総選挙を2009年12月6日に行う予定とのことです。
 更に政府側は、この新憲法案に基づく修正がなされた場合には、サンタ・クルス、タリハ、ベニ、パンドの4県の自治憲章を承認することを表明したとのこと。[1]
 
 新憲法案及び自治を巡って国が2分される深い対立を乗り越え、対話によって合意を形成したこのプロセスは、非常にすばらしいものだと思います。更に、新しいボリビアを目指す先住民族の人々の尽きぬことないエネルギー。これから先にまだまだ続いていく、新しいボリビアを生み出すプロセスが平和的に進んでいくことを願うものです。またこのプロセスから、私たちが新しい社会のあり方について学ぶべき点も多い。(青西 2008/10/22)
[1]http://www.erbol.com.bo/noticia1.php?identificador=530&bdatos=notiportada3

 開発と権利のための行動センター
 青西

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