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2008/10/19

コロンビアで先住民族運動に対する弾圧 続報

 コロンビア、カウカでの衝突での死傷者の数は、死者1名、重傷者89名に上っているとのことです。http://www.nasaacin.org/noticias.htm?x=8918
 なお現地の報道によると先住民族組織による実力行使は48時間停止され、政府との対話の可能性が探られているようです。
 http://www.elliberal.com.co/content/view/17701/20/
 
 背景情報として、今回の先住民族組織による運動について、先住民族組織の声を少しまとめてみました。
 グアテマラでもかって、人権侵害を訴える先住民族の人々の声は、「ゲリラだ」と抑圧され、暗殺の対象とされてきたことを忘れることはできません。

[1]Colombia: Levantamiento indígena por la vida, la dignidad, la soberanía y defensa de los derechos fundamentales y colectivos    http://www.servindi.org/archivo/2008/4820
 10月12日、コロンブスによるアメリカ大陸「発見」の日に、コロンビア各地で、先住民族による抵抗運動が開始されました。
 先住民族組織は、先住民族の権利の尊重、先住民族テリトリーの権利確立、長年にわたって続いてきた民族虐殺への司法の適用、絶滅の危機にある先住民族に対する緊急の施策、先住民族の食糧主権を脅かす自由貿易協定の拒否、これまでに結ばれてきた先住民族組織と政府との合意の真摯な履行などを求めてきました。
 コロンビアではここ6年間に1125人の先住民が暗殺され、18の民族が絶滅の危機におかれているとのことです。
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[2]Razones de Minga de la Movilizacion Indigenas Nacional.(音声)
  http://www.onic.org.co/audios.shtml?AA_SL_Session=ce4d9606d29442dd3391536db29abe51&scrl=1&scr_scr_Mv=1
「混乱ばかりを伝えるのではなく、なぜ自分たちが立ち上がっているのか、を伝えていく必要があります。まず、私たちは幾たびと主張してきたことですが、コロンビアでは、虐殺、そして民族虐殺が進みつつあります。内戦や(麻薬対策という名目の)農薬空中散布、医薬品・食料品の遮断、先住民族の追放などによって、現在、18の民族が、既に500人の人口を下回り、消滅の危機にあります。コロンビア政府が、憲法に定められているところも守らず、これらの民族虐殺を止めるために適切な対応をとらない中で、この状況は国内的にも国際的にも憂慮されます。
 また生命のために、先住民族だけではなく、内戦で脅かされている全ての国民のために運動を行っています。
 そして先住民族の権利が、石油開発や鉱山開発などの多国籍企業の活動によって脅かされていることがあります。更に先住民族への協議という権利を侵害し、生存を脅かしています。また先住民族の権利を侵害するような関連法の制定が制定されつつあります。農村開発法や森林法が自由貿易を進めるために、制定されつつあるのです。これらの法を破棄し、先住民族との協議を進め、これまで先住民族が確立してきた権利が再び侵害されないことを保証すべきなのです。
 また40万人以上の土地を持たぬ先住民族の問題に対して、政府の真摯な対応を求めています。
 危機にある18民族の存続を確実にする計画の策定とそのための予算措置、
 平和が必要です。政府とまたすべての武装集団に対して、政治的な解決の道をとることを要求します。武力紛争が民族の消滅、コミュニティの消滅をひきおこしているのです。
  また先住民族運動を犯罪化を拒否します。私たちが自分たちの運動を展開するたびに、政府はゲリラが浸透しているといい、犯罪者だとみなそうとするのです。しかし私たち、先住民族組織は、当初から、武装グループを拒絶し、武力紛争に対して、独立した立場に求めてきました。私たちはいかなる形の戦争にも同意していません。
 人々が平和を求めている時、政府は力で蹴散らそうとするのです。力では問題を解決できません。人々を追い払うことはできるかもしれませんが、問題は解決できないのです。ウリベ政権下の6年間で1240人の先住民族が暗殺されています。政府の報告が99とか言うのは大きな間違いです。2003年のカンコアモ民族の虐殺だけでも153人の命が失われています。
 今年だけでも57人の先住民族が暗殺され、カウカでは最近一ヶ月で20人、1週間で7人の先住民族が暗殺されています。しかし私たちがこうした弾圧に反対する運動を展開すると、更なる弾圧で答えてくるのです。
 これ以上の犠牲者がでないことを願うとともに、政府が私たちの要求に対応することを求めます。(抄訳)
  Razones de Minga de la Movilizacion Indigenas Nacional.
  http://www.onic.org.co/audios.shtml?AA_SL_Session=ce4d9606d29442dd3391536db29abe51&scrl=1&scr_scr_Mv=1

[3]No más asesinatos de indígenas en Colombia!
   http://www.fidh.org/spip.php?article5946
  こちらまだ整理しておりませんが、La Federación Internacional de los Derechos Humanos (FIDH)の声明文。

 開発と権利のための行動センターでも抗議声明を出すことを検討中

 開発と権利のための行動センター
 青西

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