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2008/11/26

チリ:サケ養殖に関する情報

チリのサケ養殖産業の問題はまだまだ続いているようです。

1) チリ:私たちのお金をつぎ込むな!(2008/10/24)
 チリの南部のプエルト・モン、チロエ、アイセンなどに大きな社会的、環境的な問題を引き起こしているサケ養殖産業に対して、チリ政府が更なる支援を行うことに抗議の声が上がっています。
 この声明では、チリ政府は2億5千万ドルをノルゥェー、スペイン、日本の多国籍企業も含まれるサケ養殖産業につぎ込もうとしていることに対して、適切な衛生管理を怠った企業が伝染性サケ貧血症 (ISA)ウィルスが持ち込んだことに端を発する「危機」に対して公費で支援することに疑問を呈しています。
 また既に様々な支援策が行われていること、近年非常に高い収益性をあげてきた産業であることも訴えています。そうした中にはノルウェーで最も豊かな人物とが所有する養殖会社も含まれているとのことです。
 こうして大企業はISAウィルスによる危機を利用して、費用を外部化し、国家や労働者そしてチリの住民に押しつけようとしているのだと告発しています。
 
 更に、チリの養殖産業における問題点として、危険な労働条件におかれており、ここ44ヶ月で58人の労働者が死亡していること、抗生物質の濫用(ノルウェーに較べて170倍から300倍)などの問題を指摘しています。
  Ecoceanos
http://www.ecoceanos.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=7254&Itemid=52(英語)
http://www.ecoceanos.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=7193&Itemid=52(西語)

2)ISAウィルスの広がり
 まだウィルスに汚染されていないとみなされていたマガジャネス地方でもウィルスが発見されているとのこと。
  http://www.ecoceanos.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=7334
  http://www.ecoceanos.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=6514
  更に淡水のマス類からもウィルスが発見されているとのこと。
   http://www.terram.cl/index.php?option=com_content&task=view&id=3130

 チリのサケ養殖については、時々情報を追いかけているだけですが、どこのスーパーでも見かけるチリ産のサケの向こうに、労働問題や環境問題が厳然と存在することを忘れることはできません。
 前にも書いたように思いますが、やはり日本からも消費者団体なり、購入している生協なりが調査チームを組んで、現地の状況を把握し、報告していくことが重要なのだろうと思います。消費者として「企業の社会的責任」を問うためにはやはり情報が不可欠です。

 ちなみに日本語のニュースとして次のようなものもあります。
サケ養殖でノルウェー「マリーン・ハーベスト」社、チリやカナダの現地から非難される(IPSJapan2008/07/09)
  http://www.news.janjan.jp/world/0807/0807081542/1.php

 行動センターのこれまでの記事はカテゴリーに新設しました「チリ」から確認ください。
 http://cade.cocolog-nifty.com/ao/cat20817999/index.html

 開発と権利のための行動センター
 青西

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