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2009/04/16

コロンビア:憲法裁判所が先住民族への協議の必要を認定

 コロンビアの憲法裁判所は3月18日、昨年10月に行われた全国規模の先住民族運動、MINGA(先住民族の共同運動)が廃止を要求していた「農村開発法」に対し、違憲の判決を下した。先住民族はこの法律は「大農園への土地集中を可能とし、先住民族の土地を奪うものである」として反対してきた。
 憲法裁判所は判決C-175/09において、「農村開発法」(法第1152号)の制定にあたり、先住民族及びアフリカ系民族のコミュニティに対して行うべき事前の協議を行わなかったことが憲法に違反していると判断し、この法律は執行できないという裁決を下した。 
  コロンビアが批准している国際労働機関の第169号条約の第6条に定められている、先住民族に直接影響する立法に際して先住民族に対して行われるべき協議が、「誠実」にという原則をはずれていたと判断したのである。[1] 
 大農園への土地集中を可能とし、先住民族の土地を奪うものであるとして、この法律に反対してきた先住民族組織は、今回の判決を大きな一歩と評価している。更に「民衆のための国を作るためには、剥奪のための法律、自由貿易協定、どん欲な多国籍企業を基盤とする開発モデルを打ち倒さなくてはならない。そして私たちにそれができることが示されたのである」、「グローバリゼーションの鎖で自らを縛り上げ、私たちのプロセスや豊かさを引き渡す時代ではない、私たちは鎖を断ち切り、解放される時なのだ」と述べている。[2] 
 
[1] http://colombia.indymedia.org/news/2009/03/99949.php
[2] http://nasaacin.org/noticias.htm?x=9714

開発と権利のための行動センター
青西靖夫 
 

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