ホンジュラス:ガリフナ民族の食糧と協議への権利
エコ・ポータルのサイトに、ホンジュラスのガリフナ民族と自然保護区の問題についての続報が載っていたので紹介します。
この地域の話は既に二度ほどこのブログでも紹介しています。
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/11/post_d536.html
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/04/post_0fa2.html
Honduras - El derecho a la alimentación y la consulta de los garífunas
http://www.ecoportal.net/content/view/full/85899
4月30日、カヨ・コチーノ(コチーノ島嶼帯)において、カヨ・コチーノ財団とネイチャー・コンサバシーによって「カヨ・コチーノ諸島自然海洋モニュメントの利用計画」が公表されました。しかしこの計画はチャヤチャウアテの住民からは新しい排除の装置であると指摘されています。カヨ・コチーノ財団によると「利用者の参加に基づく見直しと承認を受けた計画」とのことであるが、チャヤチャウアテの地域住民は異なる意見を表明しています。
http://otrahonduras.blogspot.com/2009/04/comunicado-comunidad-de-chachauate.html
http://www.scribd.com/doc/14223535/comunicado-chachauate
<交渉テーブルのあり方を変え、住民皆が参加できるように/財団の監査を要求/訪問者からコミュニティが料金を徴収する/利用計画を知らないので知りたい/全てのプロジェクトはコミュニティとともに実施すること/ゴミ収集を毎週行うこと/利用計画は漁民への補償がある際に履行されると記載すること/外洋において旅行者から料金徴収のために停船を行うことには合意しない?/同意なしにこれ以上規制や税金を定めることには合意しない (09/04/08)>
カヨ・コチーノあるいは周辺の影響を受ける地域の大半のガリフナ住民は、コミュニティの住民のいないところで作られ、珊瑚礁を保護するという名目で、在来漁業をエコツーリズムに取って変えようという生産システムに変化を引き起こすこの利用計画の内容を知りません。
珊瑚礁の白化を気候変動、堆砂、そして過剰漁獲のせいにし、カヨ・コチーノを何世代にもわたって利用してきた住民に圧力をかけています。この海洋モニュメントはパパロテカ川の河口に面し、その川は森林伐採がひどく、泥が島嶼にむけて流されてきます。海藻を摂取し、珊瑚と海藻の均衡を維持するのに欠かせないペス・ロロ(ブダイの仲間)の減少が漁業の規制の口実とされますが、だいぶ前からペス・ロロは増えている回遊性の魚種に捕食されてきました。珊瑚の生態系の均衡は非常に複雑で、カリブの場合には80年代からの海藻を摂取するエリゾ・ネグロ(ウニの仲間)の減少から均衡が崩れ始めたのです。またカヨ・コチーノは川から運ばれてくる堆積物の影響を受けていて、更にこの水には大量の農薬や肥料が含まれていて富栄養化につながっています。更には海洋の酸性化の問題もあります。
カヨ・コチーノ財団は自然保護より旅行代理店と化しています。自然保護よりも「エコ投資」の見方に毒されているのです。またたびたび人権侵害を引き起こしてきました。また新しいアクター、ネーチャー・コンサバシーの登場も問題を解決するどころか、逆に働くでしょう。日に日にカヨ・コチーノ財団の商業主義は明らかにされつつあるのです。一方ILOの169号条約や先住民族の権利宣言に定められた協議の権利への尊重は無視され続けています。新しい利用計画も住民の支持を受けてはいないのです。
(Honduras - El derecho a la alimentación y la consulta de los garífunas 10-05-09, Por OFRANEH の抄訳に、チャヤチャウアテ住民の声明文の整理をつけました)
原文にはカヨ・コチーノ保護区と先住民族の権利に関連する研究へのリンクなどもあります。
開発と権利のための行動センター
青西
この地域の話は既に二度ほどこのブログでも紹介しています。
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/11/post_d536.html
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2007/04/post_0fa2.html
Honduras - El derecho a la alimentación y la consulta de los garífunas
http://www.ecoportal.net/content/view/full/85899
4月30日、カヨ・コチーノ(コチーノ島嶼帯)において、カヨ・コチーノ財団とネイチャー・コンサバシーによって「カヨ・コチーノ諸島自然海洋モニュメントの利用計画」が公表されました。しかしこの計画はチャヤチャウアテの住民からは新しい排除の装置であると指摘されています。カヨ・コチーノ財団によると「利用者の参加に基づく見直しと承認を受けた計画」とのことであるが、チャヤチャウアテの地域住民は異なる意見を表明しています。
http://otrahonduras.blogspot.com/2009/04/comunicado-comunidad-de-chachauate.html
http://www.scribd.com/doc/14223535/comunicado-chachauate
<交渉テーブルのあり方を変え、住民皆が参加できるように/財団の監査を要求/訪問者からコミュニティが料金を徴収する/利用計画を知らないので知りたい/全てのプロジェクトはコミュニティとともに実施すること/ゴミ収集を毎週行うこと/利用計画は漁民への補償がある際に履行されると記載すること/外洋において旅行者から料金徴収のために停船を行うことには合意しない?/同意なしにこれ以上規制や税金を定めることには合意しない (09/04/08)>
カヨ・コチーノあるいは周辺の影響を受ける地域の大半のガリフナ住民は、コミュニティの住民のいないところで作られ、珊瑚礁を保護するという名目で、在来漁業をエコツーリズムに取って変えようという生産システムに変化を引き起こすこの利用計画の内容を知りません。
珊瑚礁の白化を気候変動、堆砂、そして過剰漁獲のせいにし、カヨ・コチーノを何世代にもわたって利用してきた住民に圧力をかけています。この海洋モニュメントはパパロテカ川の河口に面し、その川は森林伐採がひどく、泥が島嶼にむけて流されてきます。海藻を摂取し、珊瑚と海藻の均衡を維持するのに欠かせないペス・ロロ(ブダイの仲間)の減少が漁業の規制の口実とされますが、だいぶ前からペス・ロロは増えている回遊性の魚種に捕食されてきました。珊瑚の生態系の均衡は非常に複雑で、カリブの場合には80年代からの海藻を摂取するエリゾ・ネグロ(ウニの仲間)の減少から均衡が崩れ始めたのです。またカヨ・コチーノは川から運ばれてくる堆積物の影響を受けていて、更にこの水には大量の農薬や肥料が含まれていて富栄養化につながっています。更には海洋の酸性化の問題もあります。
カヨ・コチーノ財団は自然保護より旅行代理店と化しています。自然保護よりも「エコ投資」の見方に毒されているのです。またたびたび人権侵害を引き起こしてきました。また新しいアクター、ネーチャー・コンサバシーの登場も問題を解決するどころか、逆に働くでしょう。日に日にカヨ・コチーノ財団の商業主義は明らかにされつつあるのです。一方ILOの169号条約や先住民族の権利宣言に定められた協議の権利への尊重は無視され続けています。新しい利用計画も住民の支持を受けてはいないのです。
(Honduras - El derecho a la alimentación y la consulta de los garífunas 10-05-09, Por OFRANEH の抄訳に、チャヤチャウアテ住民の声明文の整理をつけました)
原文にはカヨ・コチーノ保護区と先住民族の権利に関連する研究へのリンクなどもあります。
開発と権利のための行動センター
青西
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