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2010/11/17

コロンビア ワユ女性の声

   コロンビアの勉強会も11月21日と近づいてきました。
 http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2010/10/1121-21b0.html

ここで紹介するのはコロンビアのワユ民族女性からのメッセージです。名前も写真も出さないでほしいという話からも、コロンビアの状況の難しさを思い知らされます。

 以下、ワユ民族女性のお話です。

 コロンビア北部の先住民族女性組織「ワユ民族女性のちから」に参加しています。ここにはワユ民族の様々なコミュニティの女性たちが参加しています。
 私たちは内戦の中で苦しめられているワユ女性たちの声が聞き届けられるように、女性たちの存在が社会の中で見えるものになっていくように取り組んでいます。特にコロンビア北部のパラ・ミリタリー(違法民間武装組織)による問題やメガ・プロジェクトに起因する問題の告発を続けています。
今、パラ・ミリタリーによって、多くのワユ女性たちの人権が侵害され、命が脅かされています。人権侵害を告発することで、自分たちの命が脅かされる状況です。外に向けて、何が起きているのかを伝えること、人権を守るために司法に訴えること、特にパラミリタリーの問題を告発することは、私たちの命が狙われることになります。毎日、さらなる犠牲者が出る状況です。
 こうした中で、私たちは組織を続け、女性たちの声を伝えていっているのです。女性たちのエンパワーに取り組み、人権侵害の被害者である女性たちの声を、殺されていった兄弟、いとこ、両親、連れ合いの声を伝え続けているのです。
 愛する者を失ったことによる悲しみを毎日のように思い起こすことは、苦しいことで、誰かに伝えたいという、日々の経験の積み上げなのです。
 メガプロジェクトの問題は、世界でも最も巨大な、モンスターのような鉱山が、私たちのテリトリーで操業しています。私たちの言葉で「ジョルハ:-鉄の悪魔」とも呼ばれるこの鉱山は、私たちを汚染で苦しめ、私たちの通行を妨げ、運搬軌道が私たちのテリトリーを分断しています。コロンビア政府は、メガ・プロジェクトの前には協議が必要だといいますが、そのような協議も何もありません。

 国内難民も続いています。メガ・プロジェクトによるもの、内戦によるもの、武装組織同士の対立に巻き込まれ・・・私たちの組織でも、4人の女性が脅迫を受け、3人が国内難民となっています。コロンビアでは現政権にたてつく者はテロリスタだと名指しされ、殺されかねない立場に置かれます。私たちの組織「ワユ民族女性のちから」もそうした状況に置かれています。

 オイル・パーム・プランテーションも問題を引き起こしています。特に北部ではオイルパームは土地からの排除を引き起こす最も大きな原因となっています。土地を巡って数多くの殺害、移民が引き起こされています。パラミリタリーと結びついており、白紙の文書を持ってきて、土地を売りわたすように強要されるのです。外国資本がアイディアをばらまき、そこに国内の権力者が結びついて、取引が行われています。
 聞き取り 青西

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