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2010/12/07

カンクンのCOP16への参加を求める先住民族の声

 気候変動と先住民族

カンクンからの声明文等 3つ
1:12月1日の気候変動に関する国際先住民族フォーラムの声明より(整理・部分訳)
2:12月3日 先住民族の代表団は、先住民族の権利の尊重と交渉への参加を求めて平和的なデモを実施
3:12月6日 一週間を経ての気候変動に関する国際先住民族フォーラムの政治的ポジション

だいぶはしょった訳となっていますが、とりあえず紹介します。

1:12月1日の気候変動に関する国際先住民族フォーラムの声明より
「先住民族は気候変動合意に関し、最低限の要件を宣言」
(整理・部分訳)
http://www.indigenousportal.com/Climate-Change/Indigenous-Peoples-Declare-Minimum-Requirements-for-Climate-Accords.html
世界の3億6千万人の先住民族を代表して、国連の気候変動会議によるいかなる合意文書においても先住民族の権利が守られるべく、ここに最小限の要求を声明する。

・先住民族は気候変動の影響の最前線にいる
・気候変動によって私たちの生存が脅かされ、人権が侵害されている

・市場に基づいた緩和策、CDMやカーボン・オフセット、REDDなどは私たちの権利、自由で事前の情報に基づく合意に対する権利を脅かすものである。

・カンクンで採択されるすべての合意文書は2007年に国連総会で採択された「先住民族の権利に関する国連宣言」に認められているすべての先住民族の権利を尊重しなければならない。

・地域、国家、また地球的なレベルにおいて、気候変動に関するすべてのプロセスにおける先住民族の十全かつ有効また直接の参加を保障すること。

・コペンハーゲン合意は現在の気候危機に対峙するには不十分であり、これを拒否するとともに、COP16においては法的な拘束力を持つ枠組みを生みださなければならない。


2:12月3日 先住民族の代表団は、先住民族の権利の尊重と交渉への参加を求めて平和的なデモを実施
http://espacioclimaticochiapas.blogspot.com/2010/12/indigenous-peaceful-demostration-at.html
「私たちは変化を求めてここに来ている。先住民族は交渉プロセスに十全かつ有効に参加しなければならない」
「文書から先住民族の権利に関する国連宣言についての言及が削除されることは受け入れられない」
-メキシコの先住民族組織RITAの Cecilio Solis Librado

 COP16に参加している先住民族は、UNFCCCが締約国によって牛耳られていることにフラストレーションを溜めている。ほとんどのセッションは先住民族やNGO代表団に対して閉ざされている。

・先住民族は世界中で最も影響を受けているのであり、交渉に含まれるべきだと、先住民族の代表は当初より要求している。

3:12月6日 一週間を経ての気候変動に関する国際先住民族フォーラムの政治的ポジション(仮訳・部分訳)
Political Position of the International Indigenous Forum on Climate Change after the First Week of Negotiations 16th Conference of the Parties, United Nations Framework Convention on Climate Change 6th December, 2010, Cancun Mexico
http://espacioclimaticochiapas.blogspot.com/2010/12/political-position-of-international.html

・世界中からCOP16に集まった先住民族、私たちは気候変動の直接の影響の最前線にいます。そして誤った解決策の実施からも被害を受け、また私たちの権利を保障し、認めない諸国家によって生み出されている影響も被っています。
・しかし私たちは意思決定プロセスからは排除され続けています。私たちは、十全かつ有効な参加への権利を尊重することを要求します。

*先住民族の権利に関する国連宣言に含まれる、私たちの権利の十全な尊重
*事前の情報に基づく自由な合意に関する権利の尊重
*気候変動に対して有効な解決策を生み出しうる私たちの伝統的知識の承認と保護・私たちの伝統的知識に基づく地域的な解決策と戦略こそが、気候変動に対する真の解決策を提供するものである。

・現在、締約国間で進められている交渉文書において、先住民族に関する言及が含まれていますが、これらの言及は最終文書まで保たれなければなりません。しかし現在の言及は、私たちの要求に応えるためには不十分なものです。私たちの30年間の闘争の成果でもあり、先住民族の権利に関する国連宣言として認められている権利が十分に認められ、実施されているものとはなっていません。

・気候変動の誤った解決策である炭素市場を拒否します。私たちの母なる大地は商品ではありません。特に森林は様々な役割を持ち、また自発的孤立を選んでいる先住民族を含め、私たち先住民族の生計の糧でもあります。ですから、私たちは炭素市場を構成するプログラムの一部となることはできません。

・解決策は、母なる大地を神聖なるもとと認めることにあります。私たちは諸国家の代表に対して、母なる大地との関係について再考し、評価を行うことを求めます。そして自然と人間との調和と尊重を回復しうる、真のそして有効な解決策を見つけることを求めます。

・ここに集まる締約国の代表に対して、気候変動の深刻さを再認識することを求め、特に工業化が進んだ諸国に対して、母なる大地を守る責任を果たすべきことを要求します。そのために、真摯かつ有効な、法的拘束力を有する取り組みを行うことを求めます。

・私たちは動植物や未来の世代など、ここに含まれていない声のために発言しなければなりません。彼らの存続は、私たち同様、今週末にカンクンで生み出される、強固で、正当かつ真の結果に委ねられるのです。

関連サイト紹介
http://espacioclimaticochiapas.blogspot.com/
http://www.servindi.org/

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