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2011/04/26

ボリビア:原発のない南米に


 エボ・モラレス大統領は「気候変動と母なる大地の権利に関する世界民衆会議」から一周年の集いにおいて、原子力発電に関心を持っていたことを認めるともに、原子力発電を受け入れない方針を明らかにした。[1]

「原子力に関連して日本で起きた事態は非常に深刻であり、残念なことであり、また深い憂慮を引き起こすものです。この機会を利用して、また間違いを犯さないために・・・私はボリビアに原子力があればという願いを持っていました。もちろん核兵器ではなく、原子力発電です。しかしそれはたぶん間違っていたのだということに気がつきました。日本の状況を前に、考えなければなりませんし、それを拒絶しなければならないでしょう。」

母なる大地のために大統領はその信念を大陸レベルに広げる必要性があるとして、
「ボリビア人の生命を守るため、南米の人々の命を守るために、原子力のない南米にしなければなりません」と断言した。

「この新しい1000年の中で、国連は母なる大地の権利を認めなければなりません。そのために社会運動の参加と社会的な力が不可欠です」

ボリビアは昨年10月イランとの原子力エネルギー協定を結び、電力輸出に関心を示していたが、[2]その方針の転換と、原子力発電所のない南米に向けての方向性を明らかにしたものである。

また太田昌国氏は既に1月にこの問題について次のように指摘していた。
「モラレス政権は、イランの協力を得て原子力発電所建設を検討している。ボリビアとイランに共通する「抗米」の意思表示としての意味はともかく、電力不足解消の名目があるにしても「母なる大地」は原発に耐えられるかという問い直しが、近代主義的マルクス主義の超克をめざしていると思われるモラレスだけに、ほしい。(1月7日記)」[3]

 まとめ
 青西

[1]Presidente Morales descarta uso de energía nuclear en Bolivia
http://www.presidencia.gob.bo/noticia2.php?cod=414
[2]Morales “sueña” que Bolivia cuente con energía nuclear, porque “hay materia prima”
http://www.noticias24.com/actualidad/noticia/178511/morales-suena-que-bolivia-cuente-la-energia-nuclear-porque-hay-materia-prima/
BOLIVIA E IRÁN BUSCAN DESARROLAR ENERGÍA NUCLEAR
http://www.la-razon.com/version.php?ArticleId=120376&EditionId=2330
[3]太田昌国の夢は夜ひらく⑪ 遠くアンデスの塩湖に眠るリチウム資源をめぐって
http://www.jca.apc.org/gendai_blog/wordpress/?cat=13

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コメント

7月30日東京・セルバンテス文化センターで永山子ども基金コンサートを開催します。太田 昌国さんの講演があります。
詳細はこちらからご覧ください。
http://www.n-cf.org/nagayama/bienvenidos.html

投稿: nekomaco | 2011/07/21 01:54

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