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2011/06/24

グアテマラ:政府は鉱山停止を求めた勧告を無視

昨年5月に米州人権委員会はグアテマラのサン・マルコス県にあるカナダ系のゴールド・コープ社の有するマルリン鉱山の操業停止を要請。この鉱山周辺の18のマヤ民族コミュニティの住民の生命及び環境が脅かされているという訴えに対し、予防措置を取ることを求めた。[1]
しかしながら、グアテマラ政府は、勧告の履行を先送りにし続けたあげくに、2011年6月になって「法に定められた手続きを行い」、「すべての調査や分析を行った上で、鉱山を停止する根拠はない」として停止を見送ることを表明。[2]
 
 この対応に対して国内外から強い非難の声があがっている。
 オックスファムではマルリン鉱山は、人々に必要な水を汚染し、農地からの移転を強い、鉱業開発に反対する人々は脅迫されている、と告発するとともに、改めて、米州人権委員会の勧告に従い、人々の権利を侵害しているマルリン鉱山を停止するように求めている。[3]
 オンライン署名には次のサイトよりアクセスできる(英文)
http://www.oxfamamerica.org/articles/guatemalan-government-continues-to-ignore-ruling-of-human-rights-commission
 
 また3月に国連の人権理事会に提出された、先住民族の権利に関する特別報告者、ジェームズ・アナヤ氏の報告書は、付属文書においてマルリン鉱山の問題を特別に取り上げ、米州人権委員会の勧告に従うことを求めている。[4]

開発と権利のための行動センター
青西靖夫

[1]グアテマラ:マルリン鉱山開発を巡る動き 米州人権委員会が操業停止を要求
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2010/05/post-9bbd.html
[2] Guatemala descarta cierre de minera canadiense pese a fallo de CIDH
http://www.prensalibre.com/noticias/comunitario/Guatemala-descarta-minera-canadiense-CIDH_0_497950301.html?print=1
[3] Guatemalan government continues to ignore ruling of human rights commission
[4]Situation of indigenous peoples of Guatemala in relation to natural resource extraction projects, and other projects, in their traditional territories.
http://unsr.jamesanaya.org/notes/report-on-natural-resource-extraction-and-the-marlin-mine-in-guatemala

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