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2012/02/11

TIPNISを巡って迷走を続けるモラレス政権

 昨年の先住民族行進の後、TIPNISを横断する道路計画は中止され、先住民族テリトリーは守られていく方向が定められたはずであった。しかしその決定の直後からモラレス大統領は、自らの決定を覆すような発言を繰り返していた。

 その後、政権の支持を受ける先住民族グループConsejo Indígena del Sur (Conisur)のメンバーが再度行進を行い、今度は道路建設を要請。

12月20日に出発したのメンバーが1月30日にラパスに到着したことを受けて、ビジャ・トゥナリとサン・イグナッシオ・モホスを結ぶ(既存の)道路を認めるか、法180を維持するかの協議を行うべきという話しが浮上した。モラレス政権は協議の実施、そして道路建設に前向きである。

低地の先住民族組織の連合体であるCIDOBはこの法案に反対の姿勢を示すとともに。この動きに警戒を強めている。CIDOBは、昨年の行進を実施する前に、協議の実施などを求めていた経緯も踏まえ、それを無視しておいて、国民の広範な支援を受けて、道路建設が中止となった後に協議を行うのかと反発している。

 モラレス大統領は「協議」を行うことを拒否することはできないであろうと考えているようであるが、この「事後協議」を政権の介入を含めて実施するならば、地域の先住民族組織の代表性などを含め、地域内に深刻な対立を持ち込むことは間違いないであろう。

 

 先住民族テリトリーにおける自治を進めるという方針のもと、既存の道路計画を白紙に戻した上で、地域のコミュニティの手で、開発の方向性を定めていく道筋を作るべきであろう。

未定稿。もう少し時間をとって、加筆修正する予定

開発と権利のための行動センター

青西

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