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2014/01/27

UNEPが土地の持続的な利用を目指す報告書

国連環境計画のもとに置かれている「国際資源パネル」の報告書、「Assessing Global Land Use: Balancing Consumption with Sustainable Supply(世界の土地利用評価:消費を持続的な供給と均衡させるために)」が2014年1月24日に公表された。

 この報告書によると、現在のような持続性のない土地利用を続けると2050年までにブラジルの面積に相当する849百万ヘクタールの土地が劣化する危険があると警鐘を鳴らしている。

 報告書のプレスリリースは、人口増加に対応するため、地球上の各地でサバンナや草地、森林から耕作地への転換が進みつつあり、1961年から2007年までに耕作地は11%増加し、現在でもその傾向が続いていることを指摘している。その上で、今後、土地が有限であるという認識に基づき、土地から生み出される生産物の生産・供給・消費についてより効率的であることが必要であること、また2050年までに数百万ヘクタールの土地を守ることための境界を定めなければならいとしている。

 この報告書では、外延的な農耕地の拡大が限界に達していること、同時に非持続的な利用で、土地の劣化が進みつつあることを前に、過剰な消費の抑制、水からの消費のために利用している地球レベルでの土地利用についてのそれぞれの国家によるモニタリングとコントロールの必要性、食料価格と燃料価格の切り離しなどを提起している。また暫定的な指標として一人当たり耕地面積を0.2ヘクタールとしている。

Assessing Global Land Use: Balancing Consumption with Sustainable Supply

 

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