エクアドル

2012/03/08

エクアドル:3月8日から水と生命、尊厳を求める行進

 3月8日から22日にかけて、エクアドルで、水と生命そして諸民族の尊厳を求める大規模なデモ行進が行われます。このデモ行進は、8日にエクアドル各地を出発し、首都キトーでの合流を目指しています。
 
 このデモ行進は、エクアドル各地で進められようとしている鉱山・石油開発、また自然の権利の尊重や水や土地への権利を求めて闘う活動家がテロリストであると告発されることに対して抗議の声を上げていくことを目的としています。
http://marchaporlavida.net/

 エクアドルでは先日、ペルー国境に近いコンドール山脈において銅の露天掘りを目指す「エル・ミラドール」プロジェクトがエクアドル政府と中国系企業との間で契約されており、これに反対する環境活動家が、3月5日在エクアドル中国大使館において平和的な抗議を行ったところ暴力的に排除されるという事件も起きています。
http://www.youtube.com/watch?v=_19yqsSnG9A&feature=player_embedded

 一方、エクアドル政府は先住民族組織や環境団体によって組織されている今回のデモ行進を、極右や極左に扇動されている、利用されている、政権打倒を目指すものだ、と中傷を繰り返しています。

 開発と権利のための行動センター
 青西

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/13

ヤスニ国立公園で石油開発開始

先日、ヤスニ国立公園内のITT鉱区での石油開発を放棄する「ヤスニ・イニシアティブ」と呼ばれる保全基金が暫定的に動き出したばかりであるにも関わらず(1)、エクアドルから驚くべきニュースが届いた。

ITT鉱区に隣接し、ヤスニ国立公園内の16.3%の面積に広がる第31鉱区における石油開発の開始が国営企業であるペトロアマゾナスから正式に表明されたのである。報道によると今月から工事を開始し、2013年には生産を始めたいとのことである。
この鉱区について開発権を持っていたペトロブラス社が2007年に取得していた環境ライセンスに則って事業を行うということで、再度環境影響評価などを行う必要はないとのことである。(2)

これまでエクアドルでヤスニ・イニシアティブを進めてきた環境保護グループは、「昨年末のヤスニ・イニシアティブ立ち上げ準備期間の終了は、石油開発の開始を意味していたのか」、「(イニシアティブの開始で)石油開発の条件は整ったとでも言いたいのか」、そして「エクアドルの人々が、ヤスニの石油は地下に留め置こうと決意したのだ」と強く反発している。


開発と権利のための行動センター
青西

(1)アマゾン油田開発、当面回避 森林保護基金、目標額達成
http://www.asahi.com/international/update/0105/TKY201201050080.html

(2)El Yasuní se explotará  (この記事にヤスニ国立公園と第31鉱区の地図が示されている)
http://www.lahora.com.ec/index.php/noticias/show/1101266190/-1/El_Yasun%C3%AD_se_explotar%C3%A1_.html
Bloque 31 aportará con 18 mil barriles diarios de petróleo desde segundo semestre de 2013
http://www.elciudadano.gov.ec/index.php?option=com_content&view=article&id=30016:bloque-31-aportara-con-18-mil-barriles-diarios-de-petroleo-desde-segundo-semestre-de-2013&catid=3:economia&Itemid=44
Ecuador ampliará explotación de crudo en el Yasuní pese a proyecto ecológico
http://www.abc.es/agencias/noticia.asp?noticia=1063637
(3)下記サイトのメーリングリストから
http://www.amazoniaporlavida.org/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/16

エクアドル:アマゾンにおける石油開発による汚染被害に巨額賠償

 大手メディアで報道されていますが、エクアドル・アマゾン地域における、シェブロン社の石油開発によって引き起こされた環境破壊に対して、環境を修復するために巨額の賠償金を命じる判決が下されました。

日本語記事
米石油大手に巨額賠償命令 エクアドルの環境汚染
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210216012.html
環境汚染で米シェブロンに80億ドル支払い命令 エクアドル
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE3E7E2E3948DE3E7E2E0E0E2E3E39C9C91E2E2E2
シェブロンに80億ドルの賠償命令=エクアドル裁判所
http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011021500107

アマゾンの石油汚染でエクアドルの裁判所がシェブロン社に170億ドルの支払いを命令「アマゾン・ウォッチ(Amazon Watch)のアンドリュー・ミラーに今回の裁判について聞きます。」(デモクラシー・ナウ」
http://www.democracynow.org/2011/2/15/ecuadoran_court_orders_chevron_to_pay

このニュースは開発と権利のための行動センターのメーリングリストや細川弘明さんのツイッターなどでも紹介されています。http://twitter.com/#!/ngalyak

行動センターでもエクアドルにおける石油開発の問題については、これまでも何度か勉強会を行ってきました。参考資料はこちらで購入できます。
http://astore.amazon.co.jp/ecuadorlibros-22

また現在各地で開催中の「リアル未公開映画祭」においてもこの環境破壊の問題と訴訟プロセスを取り上げた「クルード~アマゾンの原油流出大パニック~」が上映されています。
http://www.mikoukai.net/009_crude.html
上映会場案内
http://www.webdice.jp/realmikoukai/#theater
横浜では2月17日、18日に上映です!
http://www.jackandbetty.net/mikokai-yokohama.html
3月20日 神戸での上映はATTAC京都内富さんのトーク付きです。
http://www.motoei.com/sakuhin/real.pdf 


アマゾン地域における石油開発はエクアドルだけではありません。ペルーアマゾンに権益を有する日本の企業もあります。多くの人が日本を含め海外における企業活動のあり方をしっかりみていく必要があります。
「ペルー:開発に抵抗するアマゾン地域の先住民族」など
http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2010/11/post-c56c.html 


開発と権利のための行動センター
青西

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/02

エクアドル:先住民族運動のリーダー逮捕

 2月9日付の情報によりますと、不当逮捕だったとして解放されたとのことです。 エクアドル:先住民族運動のリーダー逮捕

 2月1日午前、エクアドルにおいて、軍と警察によって複数の先住民族運動のリーダーが逮捕されました。この中にはエクアドルの先住民族組織の連合体、CONAIEの代表候補であるぺぺ・アカチョ(Pepe Acacho=Jose Acacho)も含まれている。[1]

 ぺぺ・アカチョはシュアル民族組織の連合体(FICSH:Federación Interprovincial de Centros Shuar) の元代表であり、1月末に開催された総会においてCONAIEの次期代表候補に選ばれていたという。またぺぺ・アカチョに加えて、次のリーダーが拘束されたという。Pedro Mashiant Chamik, la Junta Parroquial de Sevilla Don Bosco代表; Fidel Kaniras y Andrés Vizuma, Corporación Arutam代表.
 
 ぺぺ・アカチョ他は、首都キトーに向かう途中、モロナ郡のリオ・ブランコで逮捕されたとこのことである。アカチョの弁護士は、サボタージュとテロリズムを名目に、多数の先住民族運動リーダーを犯罪者として取り締まっているプロセスの一環であると非難している。ぺぺ・アカチョに対する収監命令は、モラナ・サンティアゴ県裁判所で出されたものであるが、裁判プロセスにおいてぺぺ・アカチョの犯罪を証明することはできなかったのあり、違法な逮捕であるという。

 CONAIE他の先住民族組織は、法的メカニズムを利用した政治的迫害であり、社会的な抗議を犯罪化しようとするものであると抗議の声を上げている。

エクアドル政府のニュースサイトは2009年9月にモレナ・サンティアゴ県で起きたテロ行為への関与の疑いでホセ・アカチョを逮捕と報道。2009年9月30日に水法案への抗議行動が行われたが、その際にシュアル民族の多文化教師、ボスコ・ウィスマが死亡、その他にも40名の警官が負傷したとのことである。検視の結果、ウィスマの死因となった散弾が警察のものではなかったとのことである。ホセ・アカチョはこのサボタージュ及びテロリズムと規定されるこの騒乱を扇動した疑いで逮捕されたと伝えている。

 この逮捕に対して、パチャクティ党のアタマイン(Diana Atamaint)議員は、いかに司法が大統領の意見で動いているかを示している、コレア大統領が意見を異なるものを逮捕しようとしている、今後抗議行動を展開していくと発言している。
 
 
 まとめ
 青西


[1]Ecuador: Detienen a dirigentes indígenas, entre estos a Pepe Acacho, candidato a la CONAIE
http://www.servindi.org/actualidad/39596#more-39596 (20110201)
[2]Acusado de sabotaje y terrorismo, fue detenido José Acacho (20110201)
http://www.elciudadano.gov.ec/index.php?option=com_content&view=article&id=20955:acusado-de-sabotaje-y-terrorismo-fue-detenido-jose-acacho&catid=1:actualidad&Itemid=42
[3] Pepe Acacho, dirigente Shuar, fue llevado en helicóptero con rumbo desconocido, denuncia Diana Atamaint
http://confirmado.net/politica/58217-audio-dos-helicopteros-se-llevan-a-dirigentes-indigenas-detenidos-denuncia-asambleista-atamaint.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/11/29

12/18 南米勉強会:エクアドル

第二回 エクアドルの石油開発と先住民族
いま何が起きているか、現地調査からの報告
12月18日(土) 午後2時から 会場:JICA地球ひろば 303号室

講師:長田顕泰(東京大学大学院/青年海外協力隊OB)
エクアドルでの協力隊活動を経て、「同国アマゾン地域の石油開発と先住民の生活への影響」をテーマに研究中。2010年6月から8月まで、同国の石油鉱区にてフィールド調査を実施した。11月にも1カ月間の調査を予定している。

会場:JICA地球ひろば 東京都渋谷区広尾4-2-24
地下鉄 日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html

第三回 「社会自由主義-ブラジルの開発政策」
(申し訳ありません) 講師の都合により日程を変更します。

3月18日(金)夜 会場未定
講師:小池洋一(立命館大学経済学部教員)
アジア経済研究所での30年近い研究生活をへて現職。現在日本ラテンアメリカ学会、ラテン・アメリカ政経学会、ブラジル中央協会、アジア太平洋資料センター(PARC)理事を兼務。最近の著作に『図説ラテンアメリカ経済』(共著)、『地域経済はよみがえるか-ラテン・アメリカの産業クラスターに学ぶ』(共編著)など。現在のテーマは、国際価値連鎖と開発、参加型予算、アマゾン環境、日本の労働市場と日系人など。


第 回 ペルーの先住民族と石油開発(仮題)
日時未定
講師:原毅彦(立命館大学教員)
会場:未定

各回資料代:500円
以降 全六回の予定。ペルー、ブラジル、ボリビアなどを取り上げていきます。

ちらし pdf ecuador%2020101218%20leaf.pdfecuador 20101218 leaf.pdf

主催:開発と権利のための行動センター
日本ラテンアメリカ協力ネットワーク
先住民族の10年市民連絡会
ATTAC Japan(首都圏)


資料準備の都合から出来る限り事前連絡をお願いします。
連絡先:開発と権利のための行動センター
e-mail: cade-la@nifty.com
ブログ:http://cade.cocolog-nifty.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/11/16

11月21日コロンビアの鉱山開発-南米連続勉強会 第二弾- 

南米連続勉強会 第二弾 (2010-2011)
南米における環境運動と先住民族

 環境と調和した新しい社会のあり方を模索する一方で、南米諸国では鉱物資源や石油を巡って社会紛争が各地で続いています。地域住民の抵抗と闘いから考える新しい世界のあり方。

第一回 コロンビアの鉱山開発と地域住民による抵抗
11月21日(日) 午後2時から 会場:JICA地球ひろば 401号室

講師: 幡谷則子(上智大学教員)社会学、コロンビアを主とするラテンアメリカ地域研を専攻。長年都市貧困地区の住民組織化について研究をしていたが、最近は(旧)紛争地の開拓民や零細鉱山民の抵抗のいとなみについて聞き取り調査を行っている。著書に『ラテンアメリカの都市化と住民組織』(古今書院、1999年), La ilusión de la participación comunitaria: Lucha y negociación en los barrios irregulares de Bogotà 1992-2003 (Universidad Externado de Colombia, 2010)がある。 

第二回 エクアドルの石油開発と先住民族
    いま何が起きているか、現地調査からの報告
12月18日(土) 午後2時から 会場:JICA地球ひろば 303号室 

講師:長田顕泰(東京大学大学院/青年海外協力隊OB)
エクアドルでの協力隊活動を経て、「同国アマゾン地域の石油開発と先住民の生活への影響」をテーマに研究中。2010年6月から8月まで、同国の石油鉱区にてフィールド調査を実施した。11月にも1カ月間の調査を予定している。

第○回 「社会自由主義-ブラジルの開発政策」
3月中旬 会場未定
講師:小池洋一(立命館大学経済学部教員)
アジア経済研究所での30年近い研究生活をへて現職。現在日本ラテンアメリカ学会、ラテン・アメリカ政経学会、ブラジル中央協会、アジア太平洋資料センター(PARC)理事を兼務。最近の著作に『図説ラテンアメリカ経済』(共著)、『地域経済はよみがえるか-ラテン・アメリカの産業クラスターに学ぶ』(共編著)など。現在のテーマは、国際価値連鎖と開発、参加型予算、アマゾン環境、日本の労働市場と日系人など。



各回資料代:500円
以降 全六回の予定。ペルー、ブラジル、ボリビアなどを取り上げていきます。

会場:JICA地球ひろば 東京都渋谷区広尾4-2-24
地下鉄 日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html

主催:開発と権利のための行動センター
    日本ラテンアメリカ協力ネットワーク
    先住民族の10年市民連絡会
   ATTAC Japan(首都圏)

資料準備の都合から出来る限り事前連絡をお願いします。
連絡先:開発と権利のための行動センター
e-mail: cade-la@nifty.com 
ブログ:http://cade.cocolog-nifty.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/11/10

エクアドル-REDD-YASUNI

 REDD+やヤスニに関して、いくつか未整理の情報がたまっていましたので、いくつかまとめて掲載します。REDD(REDD+)についてもエクアドル国内でも異なる意見があり、またコレア大統領のとらえ方とボリビアのモラレス大統領もまた大きく異なることがわかります。

1)COP10  Aichi-Nagoya Ministerial Meeting of the REDD+Partnership
http://webcast.cop10.go.jp/player.asp?id=2610&type=ondemand
(28.38~)環境大臣
・REDD+は森林、生態系の維持にとって重要である。しかし温室効果ガスの排出削減を伴わなくてはならないし、国内法に加えて、国連宣言にも謳われている先住民族の権利を尊重することが重要である。
・REDD+は気候変動対策としても、コミュニティの利益のためにも重要である。
エクアドルではREDD+のプロジェクトとしてSocioBosqueというプログラムを持っている。森林保全を担うコミュニティに対して、支払いを行っている。
・同時にYASUNI-ITTも進めている。これに対する支援にも与してもらいたい。

2)エクアドル政府広報サイト内におけるコレア大統領に対するインタビューの紹介記事
Socio Bosque puede ser candidato para beneficiarse del mecanismo REDD
Viernes, 29 de Octubre de 2010 09:00 AA Presidencia de la Repu'blica
http://www.elciudadano.gov.ec/index.php?option=com_content&view=article&id=18104:socio-bosque-puede-ser-candidato-para-beneficiarse-del-mecanismo-redd&catid=1:actualidad&Itemid=42
 このインタビューは朝日放送が行ったもののようです。(一部抜粋)
「貧しい国において自然保護を行うためには、生活の向上が明確に取り入れられなくてはならないし、そうでなければ持続的にならないということを、日本や先進諸国は十分に考慮しなくてはなりません。ソシオ・ボスケでは、保護された面積に応じて支払うのです。」
「しかしこうしたプログラムには大きな資金が必要であり、カーボンクレジットやREDDといったメカニズムが必要となります。YASUNI-ITTへの拠出金もこうした活動に利用する目的を持っています。」
「2008年憲法は、伝統的な文化、テリトリーへの権利を保障していますが、同時に地下資源はすべての国民のものであること、正統に選出された政府がその利用について決定する権利を定めています。」
「先住民族の権利、文化は尊重しますが、資源がある場合には、こうした共同体の合意を受けつつ、採掘をします。しかしその場合にも最初の受益者はそうしたコミュニティの人々でなければなりません。」
「文化や慣習を維持することと、貧困のままに生きることを混同してはなりません。極度の貧困に生きることは、Buen Vivirと呼ぶことはできません。アイデンティティーを失わずに貧困から人々を引き出すことが大きな挑戦であるのです。地下資源はそのために利用されなければなりません。(石油開発を始めた)パニャコチャにおいても9千人に対して21百万ドルが投入され、毎年この金額が、教育などに使われるのです。」
「REDDあるいは広く炭素クレジットによって受益すべきプログラムがいくつもあります。ソシオ・ボスケもそうですし、REDDには入らないものの、”回避された純汚染”というより広い考え方に立つならば、REDDに含まれてしかるべきYasuní-ITTもあります。環境のために森林を維持することで補償されるのに、石油を地下に維持し、環境を汚染しないことが補償されないというのはおかしな話でしょう。」


3)アクション・エコロヒカ:REDD+は集団的権利の喪失を意味する
(11/5)
http://www.accionecologica.org/institucional/redd-significa-perdida-de-derechos-colectivos
 エクアドルの環境団体であるアクシオン・エコロヒカは、カンクンでの気候変動会議COP16に向けて声明を発表し、REDD+に反対する立場を明らかにしている。(声明より一部整理)
 エクアドル政府は、石油に依存した開発モデルの変革を意味しているヤスニ・イニシアティブを進める一方で、REDD+の一部であるソシオ・ボスケ・プログラムを実施している。REDD+に関する国家戦略は、先住民族の権利を定めた憲法、国内法、国際法を遵守していない。事前協議はここ2年実施されていない。
 自然の商品化を進めるだけではなく、エクアドルを世界市場における環境サービスの供給者として位置づけるものである。エクアドルは不安定かつ怪しげな炭素市場にむりやり巻き込まれ、更にこの市場は多国籍金融機関や環境破壊を続ける企業に支配されている。
 REDD+はエクアドルの領域、特に先住民族のテリトリーを、国際市場に保証として差し出すものである。このことでテリトリーに対する先住民族の集団的な権利は失われる。
 ソシオ・ボスケのような計画の実施には森林管理政策の適用が必要とされ、ソシオ・ボスケの契約には伐採・狩猟などの契約違反の際には、民法、刑法上の罰則が適用され、国家は、遠隔でのセンサー他を利用して管理をする権利を有するとされている。関心は炭素を含み、汚染の許可を意味する樹木を保護することにあり、それらは、国際市場で保証書を購入した者に属することとなる。
 アクシオン・エコロヒカは、気候変動の変員は化石燃料の採掘と使用に根本的な原因があること、そこで石油の採掘燃焼をやめることが気候変動に立ち向かう方法であり、REDD+に反対し、小農民による農業や、先住民族のテリトリーに対する集団的権利の尊重を求める。

4)国連大学におけるコレア大統領講演から (9/7)
 38分から48分ぐらいの内容です。(スペイン語から作成)
 http://videoportal.unu.edu/579 
もう一つの大きな課題は、唯一の地球をどのように守っていくかと言うことです。ここにも政治の問題があります。
地球公共財の産出と保全の扱い、消費に常に価値がありつつも、アクセスが自由な財については、共同行動と経済的論理の組み替えが必要です。空気というのは私も皆さんも呼吸することが出来ます。それに対して誰も対価を払う必要がありません。私有財の場合には、リンゴを得るためには対価を払わなくてはならないし、私が取れば、他の人が取る分は減少してしまう。
 地球公共財の産出と保全の扱いには、地球的な公共アクションが必要とされます。また経済的な論理の組み替えが必要とされます。価値の創造に対しても対価が払われる必要があります。それは商品という形を取らない場合にもです。排他可能な場合には、商品化され、対価を受け取ることもできます。しかし環境はアクセスが自由であり、非排除的なので価格をつけることができません。日本でトラクターを買おうとすれば、そのために対価を払わなくてはなりません。しかしアマゾンの森林が生み出す環境がなければ、私たちの住む環境はひどい状況だったか、あるいは私たちは生存していないかもしれません。しかし私たちはその対価を受け取ってはいません。 
 もしこうした(環境という)富を生み出しているのが先進諸国であったなら、先進諸国は既に、無理矢理かあるいは筋を通して、適切な代償を受けるための徴税のシステムを作っていたことでしょう。

 京都議定書は、市場経済の非常に意味ある進歩だったと思います。環境という公共財の産出と保全のために、市場と公共アクションを実現しました。しかしそのインセンティブは不完全なものであり、不公正で、歪みを引き起こすものでもありました。植林をした国は炭素クレジットを受け取ることができましたが、森林をそのまま保全した国は炭素クレジットを受け取ることはできません。これならまず資金的には、まず伐採して、木材を売り、その後追加的な補償を受け取りながら、植林をする方がいいのです。炭素クレジットは市場で取引され、「汚染のための容量」を得るために企業が求めているのです。
 こうした理由から既に、REDDについて議論がなされ、森林を伐採しなかった国にも補償をしようとしています。しかしこれでは不十分なのです。環境という公共財を生成し、保全するためには、Contaminacion Neta Evitada:回避された純汚染に対して補償することが必要です。Contaminacion Neta Evitadaと言うコンセプトは非常に重要です。汚染をきれいにするという活動と同様に、環境汚染を防ぐ、引き起こさない不活動ということも補償の対象となるべきなのです。Contaminacion Neta Evitadaという考え方において、「環境をきれいにすること」と「環境を汚さないこと」は同意であります。
 
 この論理に基づいて、エクアドル政府はヤスニ・イニシアティブを世界に提示したのです。世界でも有数の生物多様性を有するヤスニに存在する、エクアドルでも最大規模の油田の開発を放棄しようというのです。このことで生物多様性を保全することに加えて、大気中への4億トン以上の温室効果ガスの排出を防ぐことができるのです。
 そのかわり、エクアドルは国際社会に対して、Contaminacion Neta Evitadaに対する補償を求めています。なぜエクアドルに対して補償しなくてはならないのか?それは明確な経済的な論理を持っています。市場経済の論理と所有権によるものです。これはネオリベラルな経済理論によって進められてきたものです。エクアドルは石油開発をする権利を有しています。エクアドルが石油の開発を避けるならば、誰かがその補償をしなくてはなりません。
 ノーベル経済学賞を受賞したロナルド・コースの考え方に基づくもので、その権利(所有権)を有するものが補償されなければならないというものです。例えばここは禁煙ですが、たばこを吸いたいならば、他の人に許可を求めなければなりません。なぜなら他の人が吸わないようにと言う権利を有するからです。更にネオリベラリストならここで、吸うなら補償を払いなさいということでしょう。もしここが喫煙が許可されているならば、たばこを吸わない人は、吸う人にたばこを吸うなというためには、喫煙者に補償を支払う必要があるでしょう。誰が権利を持っているかによって、誰が補償を受けるべきかが変わるのです。エクアドルが他の国と同様に、石油を採掘する権利を持つわけで、それをするなというのであれば補償が必要なのです。
 まるですべてが商品みたいでやな感じですね。しかしヤスニ-ITTイニシアティブは利他的なものなのです。エクアドルは石油収益の半分しか求めていません。エクアドルにとってはITT鉱区を開発した方が経済的には望ましいのです。開発のためにはお金が必要なのです。
 しかしこのイニシアティブは、貧しい国であっても、気候変動と地球温暖化に対する重要な取り組みであり、またそれだけの負担をしていこうというものです。しかし大半の負担はエクアドル国民の肩にかかってくるのです。

 国連の前議長であり、友人でもあるミゲル・デスコト氏が語っていたように、ヤスニ・イニシアティブは、地球温暖化に対する最も明確な提案なのです。レトリックから具体的な取り組みへの第一歩なのです。
 イニシアティブが成功するためには、権力が優越する社会から、正義が優越する社会への変わっていくこと、そしてContaminacion Neta Evitadaと言うコンセプトに基づくこうした補償が一般化していくことが必要です。このことで、世界的な収入の配分に大きな変化を引き起こすことでしょう。貧しいけれども、環境サービスを生み出している国に資金が流れ込むのです。 これは慈善ではありません。正義の問題なのです。
 残念ながら、プラトンが述べたように、正義は強いものの利益でしかありません。ですから正義を得るためには、この地域の権力のあり方を変えていく必要があるのです。環境という公共財を生み出しているのが、先進国であったなら、既に補償を要求する仕組みを生み出していたに違いありません。

 しかしこれだけでは持続的な開発を実現することはできません。そのためには「開発」の概念自体を変えていかなくてはなりません。日本の生活レベルを中国のすべての人が要求したならば、地球はもう耐えることはできないでしょうし、それを支える資源も存在しません。現在の「開発」は普遍化できるものではないのです。
 これまでの伝統的社会主義の間違いは、「開発」のあり方について、資本主義と議論をしてこなかったことです。単にそれは、より早く、正当にたどり着くための方策を巡って競争してきただけなのです。消費主義、物質主義、生産主義。私たちは「開発」の概念を変える必要があり、そのためには私たちは先住民族から学んでいかなくてはなりません。

 ここから「Buen Vivir」の話などに・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/10/04

エクアドル:今回の事件に対する先住民族組織などの声

エクアドルの今回の事件に対する先住民族組織などの声

<先住民族組織の声>
 エクアドルの先住民族組織であるCONAIE、ECUARUNARI、CONFENIAE 、CONAICEの代表は次のような声明を発表している。(抜粋、整理)

1.政府は先住民族運動や労働組合など組織化されたセクターを不当なものだとして攻撃してきたが、その一方で、右派の勢力が全く弱体化していないことが明らかにされた。
2. 今日の社会的な危機は、権威主義的な性格、法律の制定において対話に向けて開かないことからも引き起こされたものである。コンセンサスをもって作られた法案が大統領によって拒否され、合意の可能性が閉ざされたケースも見てきた。
3. 鉱業開発、石油開発、アグリ・ビジネスなどの多国籍企業の活動に反対するコミュニティの動きを前に、政府は対話を進めるかわりに、サモラ・チンチペでの事件のように暴力的な弾圧で応えてきた。
4. こうした状況は保守派を利することとなっている。旧来の右派セクターや人物は、政府打倒を呼びかけ、軍・民の独裁政権を打ち立てようとするだろう。一方で、新興の右派勢力は、政権の内外から、最も反動的なセクターや新興企業家との連携をこの状況を利用して正当化するであろう。

 エクアドルの先住民族組織は、エクアドル社会、国際社会に対して、政府の社会・経済政策への拒否を表明するとともに、同じく、右派によるクーデターの試みを拒否するものである。反対に、我々は真の民主主義に基づく多民族国家の建設のために闘っていくものである。

 その上で次のように呼びかける
1. 右派の動きに対して、真の多民族国家民主主義を擁護するためにいつでも動けるように。
2. 搾取的なモデル、大規模鉱業開発、水の民営化と集権化への反対運動を深化させること。
3. 労働者の権利を擁護するために組織化されたセクターの動きに参加すること。
4. 政府に対して、右派への譲歩をやめることを要求するとともに、民衆セクターに対する権威主義的な態度を放棄し、社会的抗議を犯罪化し、リーダーを迫害することをやめることを要求する。こうした政策は右派のスペースを拡大し、不安定化を引き起こすだけである。
Llamamos a la unidad de las organizaciones sociales por una democracia plurinacional de los pueblos (2010/9/30)
http://www.conaie.org/component/content/article/21-noticas-portal/249-llamamos-a-la-unidad-de-las-organizaciones-sociales-por-una-democracia-plurinacional-de-los-pueblos


<元閣僚>

 コレア政権下の元内務大臣であり、現与党 Alianza PAISの創設者の一人でもあったグスタボ・ラレアのインタビュー記事においても、コレア大統領の対話へ向けた態度の必要性を語っています。
 更に法律が関係する社会的アクターの参加なしに、一部の専門家だけで作られるべきではないと語っています。単に、「Congreso」から「Asamblea」と名前を変えたのではなく、「Asamblea」はより開かれた民主的なフォーラムとして、すべてのセクターの討議のスペースとして考えられたものであること、この憲法の精神に立ち返らなければならない、と語っています。
 http://www.hoy.com.ec/noticias-ecuador/exceso-en-el-uso-del-veto-crea-tension-hay-que-aprender-a-dialogar-433320.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

民主主義的変革にむけたエクアドルの人々とともに

 日本の市民社会からの声明文
民主主義的変革にむけたエクアドルの人々とともに
~ 9・30キト事件を憂慮する ~

9月30日、エクアドルの首都キトで、政府の給与改革案に反対する警察官らのデモによって、高速道路や国際空港が閉鎖され、キト市内の商店や学校が閉鎖を余儀なくされました。デモ隊の一部が警察本部ビルに立てこもり、説得に訪れたコレア大統領に向けて催涙ガス弾を撃ち込みました。コレア大統領は、催涙ガスを吸うなどして警察病院で治療を受けていましたが、デモ隊が病院を包囲し、一時軟禁状態に陥りました。

大統領は現在は大統領府に復帰して対応に当たっていますが緊張は続いています。政府は非常事態を宣言し、軍に対して治安維持出動を命令しました。閣僚および国会議長、軍部などもコレア大統領支持を打ち出しています。各国政府も今回の事態に対して事件を引き起こした側を非難する声明を出し、南米12カ国で構成される南米諸国連合(UNASUR)や南北アメリカおよびカリブ海35カ国で構成される米州機構(OAS)も緊急会合を開いて対応を協議しています。

先月、日本を公式訪問したばかりのコレア大統領は、来日の際に石油開発を中止しアマゾンの生物多様性を保全するヤスニITTイニチアチブへの参加を政府関係者およびNGO関係者に呼びかけました(1)。また鉱山開発に揺れるインタグ・フニン鉱山の開発の中止を訴えるNGOに対して「心配ない。私はインタグへの鉱山開発を許可しない。」と明言しました(2)。東京の国連大学で講演した際には、「ネオリベラルの『ワシントン合意』に合意した覚えはない」と明言し、エクアドルおよび南米各地で進む変革の先頭に立つ姿勢を示しました(3)。

今回の事件で負傷したという報道のあったリカルド・パティーニョ外務大臣は、来日時に日本の平和NGOとの会合に出席し、両国間のNGOレベルでの交流に賛意を示しました(●)。訪日の最終日に広島を訪れたコレア大統領は、国家元首としてはじめて国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、被爆被害者の証言に耳を傾け「核兵器廃絶に向け私たちは行動を起こしている。過去から学ぶことができ、広島、長崎の悲劇を二度と経験しないよう努力する」ことを約束しました。(4)

エクアドルの人々は、これまで新自由主義、「ワシントン合意」に従ってきた政権により、石油依存社会のなかで貧困と債務に苦しめられてきました。2007年、エクアドルの人々の変革への熱意はコレア大統領を押し上げましたが、これまで不安定な情勢を余儀なくされてきたエクアドルにおいて変革を進めるには、民主的議論や社会的対立は避けられません。先住民族や地域社会の頭ごしに政策を進めようとするリーダーシップに対しては、憲法や民主的議論というブレーキも必要でしょう。(5)

しかし、今回のような事態によってエクアドル民衆の挑戦が挫折させられてはなりません。今回の事件の背景には、それまで依存してきた石油収入の減少に伴う財政逼迫があるとも伝えられています。ヤスニITTをはじめとするエクアドルの挑戦に、各国政府・NGOが答える必要性をあためて明らかにしました。

コレア大統領による不当な債務の帳消しの実施を民間レベルでサポートし、おおさか社会フォーラムに参加するために今年3月に来日した現地NGO「Jubileo 2000Red Guayaquil」のエグゼクティブコーディネーターのデルファ・マンティージャさんは、今回の事態を次のように語っています。

「人々が望む変革の動きを進めようとしていた国家の栄誉を汚すために、警察を利用しようとする政治的なクーデター勢力の歩みを止めるよう呼びかけます。変革は平和になされなければなりません。それが私たちが引き継いできたものなのです。かつての闘士であるエロイ・アルファーロが生まれたモンテクリスティではじまった変革のプロセスを止めることはできません。人々に、若者たちに、女性に、農民に、そして同胞の国々に、この変革のプロセスを妨げることしか考えていない動きを注視していくことを求めます。民主主義を連帯と勇気で織り上げていきましょう。私たちの願う民主主義のために歩みを続けましょう。」(6)

わたしたちは、エクアドル民衆の民主主義にむけた変革のプロセスをサポートするという立場から、今回の衝突を憂慮するとともに、日本社会がコレア政権による進歩的諸政策を支持することを訴えます。今後、民主主義の強化のために、コレア政権が市民社会と引き続き対話を深めることを願います。

訪日したコレア大統領と会談した菅首相は、安定的な投資環境の整備を要請するとともに、「10月に名古屋市で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)に向けてエクアドルと緊密に協力していきたい」と述べ、コレア大統領も「COP10の成功のために協力していきたい」と返答しています。日本政府は一刻も早く今回の事件への関心を示し、コレア政権および進歩的諸政策への支持を明らかにする必要があると考えます。(7)

2010年10月1日


賛同:10月8日現在

【13団体】
NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE)
開発と権利のための行動センター
ジュビリー関西ネットワーク
ニュー・インターナショナリスト・ジャパン(NIジャパン)
ATTAC Japan(首都圏)
バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス
アジア太平洋資料センター(PARC)
地球の子ども新聞
ナマケモノ倶楽部
ピースボート
ATTAC京都
ATTAC関西グループ
NGO人権・正義と平和連帯フォーラム福岡

他個人47名


(1)http://www.youtube.com/user/jnpc#p/u/0/FD1W0w-kmrg(9/6日本記者クラブ)
ヤスニITTイニチアチブの解説および市民集会のようすはこちら
http://www.newint.org/blog/japan/2010/09/24/yasuni01/(9/6NIジャパン)
(2)http://www.sloth.gr.jp/ecua/ecua_top.html(9/7ナマケモノ倶楽部)
(3)http://videoportal.unu.edu/579(9/7国連大学)
(4)http://www.peaceboat.org/english/nwps/cn/arc/100923/index.html(9/6ピースボート[英文])
(5)http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100908ddlk34040628000c.html
(6)http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2010/10/post-77ad.html
コレア政権の対話姿勢に関する問題点は、今回の事件に関してインタビューに答えているアルベルト・アコスタ(元国会議長、ヤスニITT提案の考案者の一人)も指摘している。
http://www.mediacoop.ca/story/arrogance-regime-starting-fracture-all-coup-attempts-must-be-rejected/4757(英語)
http://www.publico.es/internacional/339549/-mi-pais-sufre-una-deriva-autoritaria(スペイン語)
(7)http://www.jubileo2000.ec/latest/a-respaldar-la-democracia-a-defender-la-paz.html (9/30  Jubileo 2000 Red Guayaquil)
(8)http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_kan/ecuador_1009.html(9/6総理官邸) 日本政府は外務報道官談話を10月1日に発表したが、呼びかけ文は1日現在のままとした。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/22/dga_1001.html(10/1外務省)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/09/13

エクアドルの先住民族の権利状況

 先住民族の権利に関する国連特別報告者、ジェームズ・アナヤ氏は、国連の人権理事会に「エクアドル憲法に定められた先住民族の権利の履行状況についての前進と課題」についての報告書を提出。

 2008年憲法における先住民族の権利の承認は、非常に大きな前進であるとともに、国際的にも重要な前例であると評価。その一方で、鉱業開発における事前協議などで不充分な点があることを指摘。

 報告書は、先住民族の司法権の承認、事前協議、自然資源の開発、自発的孤立にある先住民族の状況の4つのテーマに分けられている。
 事前協議については、エクアドル最大の先住民族組織であるCONAIEとの対立にもふれ、政府に対して対立がこれ以上深化しないよう注意深く取り組み、憲法に定められている、「先住民族の集団的権利に影響を及ぼす恐れのある法制化の前に、先住民族と協議をする」という規定を実現することを求めている。
 また自然資源の採掘に関連して、先住民族の参加と事前協議なしに、こうした開発プロジェクトを進めるべきではないと明言。「先住民族のテリトリーにおける鉱業開発については、そのすべての段階において憲法第57条に定められた事前協議を行わなければならない」とした憲法裁判所の裁決を改めて引用している。
 更に既に動いている資源開発のプロジェクトについても、その権利やテリトリーに対するインパクトについて協議を行うとともに、緩和策、補償などを行うことを求めている。
 自発的孤立にある先住民族、タガエリ、タロメナニについても特別の配慮を払うことを求めている。2007年に政府はヤスニ国立公園内にタガエリ、タロメナニ民族の不可侵地域を定めたが、この地域はこの両民族の活動地域の全域をカバーしておらず、一部はアルマディジョ石油採掘区にも含まれている。そこで政府に対して、不可侵地域外にいる場合においても、憲法に定められているように自発的孤立にある先住民族を保護することを求めている。

 報告書はInforme del Relator Especial sobre la situación de los derechos humanos y las libertades fundamentales de los indígenas, James Anaya*
Adición
Observaciones sobre los avances y desafíos en la implementación de las garantías de la Constitución Política del Ecuador sobre los derechos de los pueblos indígenas**

http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/15session/A.HRC.15.37.Add.7_sp.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧